好き。 ページ25
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「…亮ちゃんは、全然私のタイプじゃない。」
「ハッキリ言うなぁ」
と、亮ちゃんは苦笑いを浮かべる。
「なのに、
…なんで好きになってもうたんやろうね」
「…え、」
「小学校の頃はなんとも思ってなかったのに。そんな魅力的な人になると思わんやん。
真面目な人が好きやのに、正反対の、チャラい人好きになるとか。…今まで好きになった人と全然ちゃうねん、亮ちゃん。
めっちゃ戸惑ってんねん、私
でも、
…亮ちゃんしかおらんって、なんか思ってまうねん」
マシンガンのように話し終えたその時、
体を引き寄せられ、いつの間にか亮ちゃんの腕の中。
上裸だから亮ちゃんの体温が
ダイレクトに伝わってくるの無理すぎん？
心臓痛い。
「むっちゃかわいいねんけど」
「ちょ、離して」
「やだ」
「死んじゃう！！！」
突然の私の大声に
「なんで(笑)」
と、おかしそうに笑う。
「心臓痛いもん。まず服着て…っ」
「こどもかよ」
亮ちゃんは大笑いしながらも
素直に服を着てくれて、
そしてもう一度、抱きしめられた。
「もう離さへんけどいい？」
そんな、
耳元でそんな、囁かれたら…
大人になった亮ちゃんの色気のある声で、
そんなん…ずるいやん。
「…お腹すいたら離してほしい」
「そういう意味とちゃうわ(笑)」
気を紛らわせるために発したそんな冗談に
ケラケラ笑う亮ちゃんの吐息が首筋に触れる。
「この先ずっとってこと。Aがおばあちゃんになっても、ずっと離さへんってこと」
「…は？！プロポーズ？！！」
勢いよく亮ちゃんから離れると
亮ちゃんはまたおかしそうに笑っていた。
「そこまでは言うてへん」
「…そうですか」
ちょいちょいちょい、恥ずかしいやつやん。
「それはまた今度な」
「今度？！！」
テンパる私のおかしな言動を抑えるように
亮ちゃんは、キスをした。
それはそれは優しくて、
波の音が遠くで聞こえた。
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ちっち。(プロフ) - 海辺でサーフィン見て、その後にこんな告白。最高です。 (2019年10月9日 21時) (
レス) id: e0ad5c0d9d (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - ゆっくりでいいので書き続けてくださると嬉しいです！楽しみにしてます。 (2019年9月8日 13時) (レス) id: e6cd576f98 (このIDを非表示/違反報告)
ai(プロフ) - 書き続けてください！！楽しみにしてます！ (2019年9月8日 11時) (レス) id: 4dd27c5f5a (このIDを非表示/違反報告)
ぱんぐ(プロフ) - 私はこのシリーズが好きなので、最後まで書き続けて欲しいです！ (2019年9月8日 10時) (レス) id: b492ad2b45 (このIDを非表示/違反報告)
なえこ(プロフ) - 無理ないペースで構わないので最後まで下記続けて欲しいです！ (2019年9月8日 2時) (レス) id: 5d7b88d2c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるまる | 作成日時：2019年6月28日 23時
