Victory ページ6
どうしてこの人はいつも私が望んでいるものがわかるんだろう
さすが騎士の王様だった人だ…
A「帰りましょう、ここまでさせておいて帰らないのは
日和のプライドを傷つけてしまうし
何よりも 私だって彼のことが好き」
そう言うと泉が少しムスッとした顔になった
泉「ならさっさと腕の中に飛び込ませないといけないねぇ〜？」
早速飛行機のチケットを購入して荷物を用意し始めた…
まさか日和があんな行動に出るとは思いもしなかった、大胆な所も知ることができた
その頃Edenのメンバーは…
凪砂「…最終的にこのライブも悪いことばかりではなかったね
茨がこの企画について何も言わなかったのも納得できたよ」
ジュン「おひいさんも本気を出すと普通じゃ考えられないことをするんですねぇ〜？」
こうでもしないとあの子を守ることなんてできるわけがないね
日和「声が届いていれば良いんだけどね？」
僕自身が迎え行きたいけど、なかなか思うようにはいかないのが事実だね
茨「さすが殿下！愛する女性のために取る行動が他人と桁違いですね！」
これで僕達の間の壁がなくなったね
君のためならいくらでも危険な橋を渡りたいね
だって永遠に会えなくなるなんて嫌だから…
やがて次の朝日本行きの飛行機が到着した
そしてESの寮に入ったのだった
因みに英智さんと零との同室だ
英智さんは会長だし たいした問題は起きないだろうと判断されて提供された
…美しい寝顔だこと、たまに助けてもらうこともあるし
アイドル達に素敵な朝食でも作っちゃおう
そうと決めて台所へ向かった
A「♪〜♪〜♪…そこにいるのは誰？」
なんか物音がする、早朝なのにおかしい…
不審者とかではないことをひたすら願おう
ニキ「あれ、Aちゃんじゃないっすか！
急にいなくなるから寂しかったっすよ？
それよりも、海外は良かったっすか？」
なんだ、椎名ニキ君だったんだ
確かに彼とは親しいしちゃんとお別れするべきだったと反省をしている
A「ニキおはよう♪フィレンツェは良いところだったよ
でも日和の気持ちはもう見て見ぬ振りなんてできなくて…」
ニキ「なんか複雑でよくわかんないっすけど
気持ちはちゃんと伝えないと何も始まらないっすよ？
なんで朝早くからここにいるんすか？」
A「えーニキに話しちゃうとサプライズが台無し…でも言うよ
皆にとびきりの朝食を作りたくてきたの」
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作者名：ひぃちゃん | 作成日時：2020年7月19日 13時
