Paradise ページ2
A「日和、どうして反発したのよ私のために…日和にまで被害が加わるかもしれないのよ？」
Aちゃんと二人きりで話し合っていると早速そんなことを言い始めた
日和「改めて言うけど、僕はAちゃんに恋をしているね
難しいことなのはわかるけど、それでも
Aちゃんと一緒の未来を選びたいね」
これは君自身が望んだ事なんだから後戻りはできないね
A「恋愛は禁じられているでしょ？これはアイドルの鉄則だと思う
人間性を問うルールだと思うけど世の中ってそんなものだから」
日和「そんなの言い訳にならないね?
僕が君を守りたいから言っているのに伝わらないね
一人だった僕に手を差し伸べてくれた君を愛しちゃいけないなんておかしいよ」
A「私だって守りたくて言っているの…正直言うと同じく日和のことが好きだけど…」
このライブを今まで以上に大盛況させれば上層部も文句を言わないね
昔Aちゃんと交わした約束を守らないと…
日和「君をこれから先もずっと女神でいさせたいね？それと、この間のお返し…」
僕はそっと彼女の頬を包み込み口づけをした
すると思った通り動揺しはじめた
A「え！なんのお返しよ
バレたらアイドルをやめることになる！！私だって歌手を…」
日和「僕を励ましてくれたお返しに決まっているね？
お互いの気持ちがわかったことだし 僕と付き合ってくれるかい?」
最初の一回目の告白はきっと断られるに違いない
でも今想いを伝えないと後から間に合わなくなるかもしれない
A「私はね、人を傷つけたくないの
他の人を好きになった方がきっと貴方にとって幸せです
いや、今はまだスキャンダルとかを起こすような行動は慎みなさい
Edenが更に強くなっている今余計なことはしないで、お願いだから…
これは取締役である以前に友達としての言葉」
やっぱり言うと思ったね、いつだって事務所やアイドルを優先する君らしい言葉だけど
聞くことはできない、確かに言ってることは正しいけど
そんなの僕達の気持ちを無視する刺々しい言葉でしかない
アイドルってなんだろうってたまに自分に問訪ねたくなるんだよね
人を笑顔、そして幸せにするのはこっちにとっても幸せなことだけど
その向こうには恋愛感情だってあるに決まっている
それを願うのって罪かもしれないね？
でも僕たちだって人間…わかってほしいね
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作者名：ひぃちゃん | 作成日時：2020年7月19日 13時
