maschio 6 ページ6
俺は屋上の扉を開けて入る。
「おーい、誰かいないのー?」
警戒は常時必要。
男口調に戻るには本当に誰かいないか確認を。
『あ、あのぉー…、先輩?』
「あ、こ、後輩か‥。私に何の用?」
知らない子が話しかけてくればますます俺の断る率がｕｐする。
ま、元から断るつもりだったけどさー。
結構この子、童顔じゃん。
あぁ、でも俺は男なんて食うつもりはないからな。
『えっと、好き‥です』
「あ、こ、恋文くれた子かな?」
『は、はい!!』
「そっか、ありがとう。手紙大切にするね?ごめんね?」
やんわりと断れる術を俺はずっと前に学んだ。
人気な女子の告白されてる現場に遭遇したんだし。
盗み聞きよ、盗み聞き。
だから、俺もそれを真似る。
「私、まだ付き合いたいとかそんなのまだ早くて‥」
『そうですか‥、じゃあまた希望はあるってことですか?』
「え?それは分かんないよ」
「そ、そうですか!!じゃあ、さよなら』
後輩くんは早歩きで屋上を去っていった。
なんだか、足音が。
「誰か、いるの」
「おぉ、僕の足音に気付くとは」
「は‥?」
俺は後ろを振り向いた。
本当、何言ってるんだコイツなんて思ったり。
「キミ‥誰かな?」
「僕?天月くん待ち」
「だから、名前を‥」
話、聞いてる?って言いたいぐらい。
先輩、かなって思ったら。
「2年4組ー、しゃむおんだよ。覚えてね」
「しゃ、しゃむおん‥くん?」
「そ。普通にくんとか呼び捨てで呼んでいいからね」
「あ、はい‥」
同い年なのに、天月先輩のことをくんって言っていいのだろうか‥。
まぁ、そう言う人もいるのだろうけど。
「ねぇ」
「何?」
「あんなやんわりな断り方だったらストーカーになっちゃうかもよ」
「え?なるわけないじゃないですかー!しゃむおんくんって面白い人ですね」
俺は無理をしてニコニコと突っ込む。
しゃむおんくんは、
「僕にそんな突っ込みとか入れなくていいから。普通にマジで返して」
.
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初音 - すいません、今日一気読みしました。完結してからもう3年も経っている…ひぇぇ…面白かったです！ (2017年9月28日 22時) (
レス) id: c5530373f4 (このIDを非表示/違反報告)
杞憂＠星野くん大好き(プロフ) - みずたま。さん» 可笑しなことをりぶ先生は実行してしまったみたいですね、はい。 美味しく頂いちゃってください!!美味しいところは一瞬だけですよ!? 了解しました!! (2014年9月15日 17時) (レス) id: 93c10f166a (このIDを非表示/違反報告)
みずたま。 - あと、リクで調味料さん出してください！！てか私がさっき書いたやつ、「りぶ」さんじゃなくて「りぷ」さんになってた・・・ (2014年9月15日 15時) (レス) id: b5620a3553 (このIDを非表示/違反報告)
みずたま。 - この展開はもしかしなくてもり、りぷ夢的なやつですか！？腐女子の私には美味しすぎます＾＾ (2014年9月15日 15時) (レス) id: b5620a3553 (このIDを非表示/違反報告)
杞憂＠星野くん大好き(プロフ) - ショコラさん» 萌えますよね^p^ ありがとうございます、頑張ります!! 了解しました、無理矢理にでもりぶさん出してやります(笑) (2014年9月14日 18時) (レス) id: 93c10f166a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＠友達増やしたい。 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kityuka1/
作成日時：2014年9月8日 1時
