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maschio 12 ページ12

「ヅラ、取ってよ」


 「え?なんで」


 「いいから」









俺は兄貴の言う通りにし、ウィッグを取った。

そしたら、兄貴が近づいてきて









 「ちょっと、兄貴‥なんでそんな近づいて来るんだよ、気色悪い」


 「はぁ…‥、なんでそのままでいてくれないの?」


 「は?」









つい間抜けな声が。

メイクが少しかかっている頬を兄貴が触った。








 「ッ…‥あ、兄貴?」


 「女装することないのに」


 「だって!!」









兄貴はクスリと笑って『だって?』って言った。








 「俺、女っぽい名前だとか顔だとか中学のとき、言われたもん…」


 「そう?」


 「そうだって言ってるだろ!!」








もう出てけって言おうとした。

そしたら、抱き寄せられた。


仮にも、兄弟なんだぞ‥。









 「な‥!?な、何して!!」


 「あんな声出して、妹じゃないのに」


 「あ、兄貴離せって‥」








まぁ、そう言っても離してくれないのが基本。

兄貴になんか抱きしめられたの初めてだ‥。


心臓がバクバク。








 「あ、兄貴‥」


 「何?A」


 「もう人の前では俺のこと、弟とか男だなんて言わないで」


 「なんで?」


 「だって、こんな女装癖のある男だなんて知られたくないだろ‥」


 「Aは嫌なの?」


 「当たり前」


 「分かった。最善は尽くすよ」


 「ん」







俺は兄貴の方を見た。







 「じゃあさ、A。兄貴はやめてそらる兄とか限定ね」


 「え」


 「ずっと抱きしめててごめんね、じゃこれからそう言う方程式で」








俺のことを離し、扉を開けて出て行った。







 「早くメイク落とさないと」






まずはウィッグを置き男服に着替える。

そして鏡を見る。

ずっと女の俺を見てきたから新鮮。








 「こっちの方がいいって言ってくれるヤツなんかいないよな」







みんなあっちを見てるから。




.

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初音 - すいません、今日一気読みしました。完結してからもう3年も経っている…ひぇぇ…面白かったです! (2017年9月28日 22時) (レス) id: c5530373f4 (このIDを非表示/違反報告)
杞憂@星野くん大好き(プロフ) - みずたま。さん» 可笑しなことをりぶ先生は実行してしまったみたいですね、はい。 美味しく頂いちゃってください!!美味しいところは一瞬だけですよ!? 了解しました!! (2014年9月15日 17時) (レス) id: 93c10f166a (このIDを非表示/違反報告)
みずたま。 - あと、リクで調味料さん出してください!!てか私がさっき書いたやつ、「りぶ」さんじゃなくて「りぷ」さんになってた・・・ (2014年9月15日 15時) (レス) id: b5620a3553 (このIDを非表示/違反報告)
みずたま。 - この展開はもしかしなくてもり、りぷ夢的なやつですか!?腐女子の私には美味しすぎます^^ (2014年9月15日 15時) (レス) id: b5620a3553 (このIDを非表示/違反報告)
杞憂@星野くん大好き(プロフ) - ショコラさん» 萌えますよね^p^ ありがとうございます、頑張ります!! 了解しました、無理矢理にでもりぶさん出してやります(笑) (2014年9月14日 18時) (レス) id: 93c10f166a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:@友達増やしたい。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kityuka1/  
作成日時:2014年9月8日 1時

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