99話 ページ50
sideA
何がなんでも秀徳は壊す。
絶対に。
立神今から会いに行っていい?
A『……は？』
予想外の声の低さにみんな固まる。
赤司｢な、何か気に食わないことあった？なんでも言って。｣
慌て始める。
｢あ、居た居た。やあ、A、久しぶり。｣
現れた男は薄っぺらなにこやかな笑みを浮かべる。
A『何しにしたの。』
｢別に〜？あ、翔一さん。お久しぶりです。｣
今吉｢だからお前、機嫌悪うなったん？｣
そうよ。
A『……アンタ、また袖まくって…』
｢だって暑いんだもん。走ってたから。｣
じゃあ、なんで来たの。
A『征。』
赤司｢ん。｣
機嫌悪くなる彼。
A『お父様に聞いてると思うんだけど、』
｢あー！この人が婚約者？｣
征をじっと見て、目を開ける…
そしてこの場を凍りつけるような殺気を放つ。
A『隼、やめなさい。』
｢はーい。｣
私にもたれかかって薄っぺらな笑みを浮かべる。
｢喉乾いた。｣
A『知らないわよ。自販機で買ってきなさいよ。』
｢てか眠い…｣
A『どーせ、また好きでもない女と火遊びしてたんでしょ。そのうち刺されるわよ。』
｢それはそれで興奮する。｣
今吉｢相変わらずやっちゃのー。｣
そう言えばマゾヒズムだったわ。
｢そう！俺ね好きな人出来たんだ！｣
わお。
A『お相手さん、可哀想。』
今吉｢どうせ遊びやろ？｣
｢違うよ！今回は本気！永遠に愛せる自信あるよ。｣
どういう事よ…
それと、私に抱きかかる姿勢やめてくれない？
｢てか、俺嫌われてる？｣
A『誰に？』
｢彼、ずっと睨んでくるんだけど…｣
A『アンタがちゃんと自己紹介しないからよ。』
ポカンってして
｢あ、そっか。｣
って納得した。
｢俺、立神隼。同い年だよね？コイツの従弟。｣
父親の弟の息子。
だけど、
ちょっと変わった事情がある人。
A『親父さんは元気なの？』
｢うん。バリバリ元気だよ。なんで？｣
A『親父さんと側近の人が居なかったらアンタ好き勝手に暴れるでしょ。』
コイツの趣味は人をボコボコにする事。
私は血が嫌い。
代わりに動いてくれるレアもののあやつり人形。
面倒な話だから裏に連れていく。
振り向くとどう見てもカタギじゃない男が2人。
A『隼、好きにしなさい。』
｢はーい♡｣
どういうツテがあるかも調べてて正解。
汚れ仕事専門の人形。
好きに壊せるようになるわ。
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maho1102(プロフ) - この作品好きです！！！歪んでるとこが1番好き！！これからも頑張ってください！！！ (2018年11月28日 10時) (
レス) id: 1f5c09aa67 (このIDを非表示/違反報告)
5号 ミッキー(プロフ) - 好きです。これからも応援します！更新、自分のペースで頑張ってください！ (2018年10月23日 21時) (レス) id: 27b1904a4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペテン師 | 作成日時：2018年10月15日 22時
