【黒バス】私の場合は土足厳禁ですけど？《他校編part2》

85話 番外編 Happy Birthday☆+｡:.ﾟ赤司様 ページ36

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A『征、いつまで拗ねてるの。』

投げやりな愛してるって言ってから

かれこれ半日過ぎようとしてるんだけど。

赤司｢ふん。｣

ずーっと拗ねてるんだけど。

いや、拗ねてるだけなら良いのよ。

良くはないけど。

一定の距離を保って歩いて、

誰がその距離を遮ったら殺気で追い出す。ってのやめない？

A『どうすれば良いと思う？』

未来｢素直にごめんね。って言ってみたら？｣

ごめんね〜♪素直じゃなくって。

A『私がそんな簡単に謝ると思う？そして征が許すと思う？』

未来｢後者なら思う…｣

お弁当タイム。

A『征、お弁当。食べないの？』

征はさっとお弁当を受け取りまた距離を空けた。

そのお弁当、私の分も入ってるんだけど。

まあ、お昼抜いただけじゃ死にはしないわ。

A『私、ちょっと出てくるわね。』

食材追加してもらう。

リクエストに答えないわけにはいかないじゃない。

A『…そう。それぐらいかしら。分かってるわよね。色の悪い食材とか買ってきたら即クビ切るからね！』



赤司(Aのお弁当どうしよう。)

根武谷｢お、唐揚げ美味そ。｣

赤司｢死んでもやらないからな。｣

実渕(Aちゃん手作り弁当に命懸けちゃうの。征ちゃん可愛い〜!!)

根武谷｢良いじゃねーか。｣

未来(つわもの。)

戻ってきたら絶望してる征を見つけた。

何したの。

葉山｢えー、俺も食べたーい。｣

つまみ食いされたのね。

つまみ食いくらいで絶望しないで。

お弁当持ちながらこっちに来た。

A『しかも涙目。』

ハンカチで涙を拭う。

赤司｢唐揚げ…取られた……｣

実渕(可愛すぎない！？)

A『私のお弁当、一緒に入ってなかった？』

自分のお弁当を取り出して唐揚げを持つ。

A『あーん。』

嬉しそうに頬張る。

赤司｢ねえ、1つ質問していいかな。｣

なに？

赤司｢何これ。｣

見ればわかるでしょ。

A『わかめの和え物。』

嫌そうな顔。

A『誕生日なんだしチャレンジくらいしてみたら？』

どう言い訳しようか考えてる？

A『それ食べないならパーティーもプレゼントもなしかなぁ。』

赤司｢じょ、冗談だろ？｣

A『本気よ。』

赤司｢笑えないよ。｣

だから本気よ。

赤司(プレゼント無しって事は今日、抱けないかもしれないって事！？)

また涙目。

赤司(目が本気だ…)

赤司｢ひ、1口だけだからね。｣

まあ！去年は嫌だの一点張りだったのに。

成長したわね。

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