82話 ページ33
sideA
ああ…神様、仏様…
私、何か粗相でもしましたか?
いや、お人形さん劇場は私の生きがいなので。
それ以外は普通に生きてきたと思います…
程よい愛想と完璧なスキルで難なく生きてましたが…
これ程までに自宅が重たい空気になるなんて嫌です。
数十分前に遡る、もしくは明後日辺りまで時間を進めてください。
赤司「……」
今吉「いや〜、彼氏に会いたくて来てしもーたw」
花宮「なんで俺まで…」
青峰「だりー。」
桃井「……」
なんでこのメンツで京都に来たわけ!?
A『帰って、一生のお願い。』
今吉「嫌や。」
キッパリ…
A『一生のお願いだから!!』
征と2人きりで過ごしていたのに!
―数時間前―
A『私、お人形さんのお洋服作るわ。』
赤司「本でも読もうかな…」
それぞれの好きなことをして思い思いに過ごしていた。
A『征の生演奏聴きたいわ。』
赤司「良いよ。リクエストは?」
なんでも弾けるから…
A『アメイジング・グレイスなんてどう?』
赤司「良いよ。」
征は私を愛おしく撫で、演奏し始めた。
A『…』
聞きながら作業し始める。
そして演奏が終わった。
A『流石ね。とても綺麗だったわ。』
赤司「ありがとう。」
内線が鳴った。
A『なに?』
【お嬢様、ご来客の方が…】
レオとか…?
有り得なくはない。
でも家を教えた覚えもないし、私の本性を知ってるレオ達がアポ無しで家に来るなんて…
A『誰?』
【ちーっと貸してや〜。】
…は?
赤司「…」
征は空気を察して私を抱きしめる。
【いやー、Aー。久しぶりやな〜!】
…なんで彼が…
赤司「……誰。」
面倒になる。
A『どちら様でしょう。』
もうしらを切る。
【お兄ちゃんの御登場やで〜!!あ、花宮も連れてきたで〜。お土産や。】
人をお土産として貰っても嬉しくな…
そして何故か着いてきたらしい元チームメイト。
A『私のスケジュールをどこで入手したのか20文字以上50文字以内で詳細かつ簡潔に言いなさい!』
今吉「んーと、んーとで3文字やろ。よっしゃ。」
私をイラつかせることに長けてるわね!
今吉「隠し事は通じへんで〜。これでもお前と似たような遺伝子はあるからのう。あとカンやな。今日行けば会えるとちゃうかな〜って。」
もうやだ。
A『アレを連れてきたのは何故!!?』
今吉「ワシは知らん。」
もうやだ(2回目)
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maho1102(プロフ) - この作品好きです!!!歪んでるとこが1番好き!!これからも頑張ってください!!! (2018年11月28日 10時) (レス) id: 1f5c09aa67 (このIDを非表示/違反報告)
5号 ミッキー(プロフ) - 好きです。これからも応援します!更新、自分のペースで頑張ってください! (2018年10月23日 21時) (レス) id: 27b1904a4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ペテン師 | 作成日時:2018年10月15日 22時