33話 ページ34
sideA
A『ッ〜…痛た…』
本当に痛い…
赤司「…」
知らんぷりしてるし。
A『…別に昨日だってキスしてあげたじゃない。』
そんなに不満なの?
赤司「…だって…(小声)」
ムスッとした顔も可愛い。
A『だから浮気して良いわよ。』
全「「!!?」」
実渕「え?どういう事?また喧嘩?」
いいえ?
A『私にばかり愛してたら可哀想じゃない。私が他校のマネージャー鍛えてあげてる間、構ってあげれないから浮気しても良いって言ったらこんな感じ。』
実渕「あらら〜…」
それは何に対してのあらら〜かしら?
実渕「征ちゃんとしては少なくても良いから構って欲しいんだと思うわ。」
私もそれは分かってるわよ。
A『…征、ほら。』
って手を伸ばしても知らんぷり。
そのまま放っておいて大丈夫だと信じて!
絶対大丈夫じゃないのは重々承知してるわ。
A『…よし…休憩したし…ドリンク運b』
ツンって腰を触れられた。
A『ッ〜!!』
未来「私がやるから!」
誰よ!もう!
キリッと見渡す限り怪しいのは…
赤司「…」
この人しか居ないわ…
A『…征嫌い。(小声)』
イモムシみたいに身体を這って私のもとに来る。
A『いくら掃除しているとは言え、汚いからやめなさい。』
赤司「…嫌い?」
A『何のことかしらー。』
って立ち上がる。
そしたら膝カックンされた…
A『もう!なんなのよ!征のおバカ!』
実渕「…イタズラっ子の子どもみたいね…」
本当にそう!
実渕(自分の事を見て欲しいからイタズラする子どもね。征ちゃんったら可愛いわ〜♡)
A『…征、手出して。』
赤司「?」
薬指に私の指輪をはめ込む。
赤司「!!…」
頑張れ、征ならはまった指環の取り方くらい知ってると思うけど。
赤司「ごめん…」
足にまとわりついて来たし…
実渕「?」
A『あ、そこの部活日誌貸して小太r…』
転ばされた…
A『腰に響くからやめてちょうだい。』
赤司「…キスして。」
前だって1日離れてても大丈夫だったじゃない。
赤司「…僕だけを愛してくれないAなんて嫌い。」
よく言うわ…
A『じゃあ泣かないで。』
赤司「…僕以外に優しくするAなんて嫌い…」
言うたび泣かないで。
赤司「…愛して…僕を目一杯愛して…」
A『イタズラっ子は流石に愛せないわ。』
実渕「意地悪ね〜…」
性格の悪さなら自他共に認めるわ。
なんたって私は悪女ですもの♡
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ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 祥吾様の小説も書いて欲しいです (2019年4月13日 15時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ペテン師 | 作成日時:2018年5月18日 21時