検索窓
今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:70,571 hit

28話 ページ29

sideA

こんな甘えん坊な征は久しぶり…

だと思うわ。

赤司「撫でて。」

膝枕している上に頭を撫でてと要求するし…

赤司「…撫でて…」

ゴロンと方向転換して私を見る。

A『急かさないの。』

暑い…

A『分かったことは少し私と離れても大丈夫って事ね。』

赤司「なっ!?」

急に押し倒してきたわ。

赤司「本気で言ってる?」

ええ。もちろん。

A『死にはしないでしょ?』

赤司「…無理ぃ…」

そう言って私に抱きつかないで。

ただでさえ今日は熱帯夜なんだから。

赤司「…うぅ…」

よしよしって背中をさする。

赤司「…僕は……」

暑いからお風呂入りたい。

A『お風呂入りたいから退けて。』

赤司「…一緒に入ろ。」

A『今日はダメ。』

なんて言ったら絶望した顔して…

なんて可愛いのかしら。

A『ふふ、可愛いわ。』

赤司「…うぅ…」

そろそろ良心も痛むし…

A『早く支度しないと勝手に入るわよ。』

そう言ったら、涙はピタリと止み急いで支度する。

可愛くて仕方ないわ。

赤司「早く。」

A『そんなに急がなくても一緒に入ってあげるわよ。』

―風呂―

赤司「洗ってあげる。」

A『痛くしないでね。』

あ、涼太に返信しないと…

赤司「…今、誰のこと考えてたの…?」

あら、鋭いわね。

A『さあ。誰でしょうね。』

赤司「……」

またすぐ落ち込んで…

仕方ないわね。

A『…明日の部活に影響しない範囲ならシテあげてもいいわよ。』

赤司「…い、らない…」

耐えるのね。

A『じゃあ今日から2ヶ月は大丈夫ね。』

赤司「む、無理!」

風呂場で叫ばないの。

A『大丈夫でしょ?』

赤司「…無理…」

だって、いい加減向こうのお人形さんを本格的に鍛えてあげないと。

A『その間なら浮気しても構わないわ。』

赤司「…嫌だ。君じゃなきゃ嫌だ…!」

A『私はお人形さん相手に忙しいの。』

赤司「…」

征がお人形さんに嫉妬すればもっと良い表情(かお)になってくれるはず。

赤司「…2ヶ月は無理…」

A『浮気じゃなくとも1人で出来るでしょ?』

赤司「君が目の前に居てくれないと出来ない…」

なんでよ…どういう身体の構造してるのよ。

A『とにかく2ヶ月間は無理だと思って。』

排除は簡単だけど鍛え直すってどうしたらいいのかしら…

赤司「き、キスは許しt」

A『あげない。』

征のその表情、とっても可愛いわよ。

29話→←27話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (23 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
68人がお気に入り
設定タグ:黒バス , 悪女 , 赤司征十郎
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 祥吾様の小説も書いて欲しいです (2019年4月13日 15時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ペテン師 | 作成日時:2018年5月18日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。