どうか一刻の救いを【碧棺左馬刻】【ヒプノシスマイク】

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呟いた瞬間雨が止んだ。

いや、正しい表現をすれば
何かが雨を遮った(・・・・・・・・)


びっくりして上を見上げると傘をさす”父親“の姿があった。

息が止まる思いがした。

息の吸い方を忘れたような気がした。


そんな気持ちなんて知らないなどと言うように父が喋る出す


「全く、お前はどこに行っていたんだ、心配したんだぞ。ほら、帰ってこい」


違う、そんな事思ってなんかない。

本当は、本当は、、、


「どうしたんだ。帰るぞ。」


どうせ逃げたってダメに決まってる。


ははっ、なんにも左馬刻さんに返せてないや。



ごめんなさい。


「そうだね、私どうかしてたみたい。ごめんお父さん。」



何がお父さんだ。


何が男女平等だ。


この世界に公平なものなど存在しないんだ。


ーーーーーーーーーーー

左馬刻side


「、、、ッチ」

時計の音がやけに響く。


あいつ、全然帰ってこねぇ、
そう思ってAに連絡しても既読がつかない


乱数に連絡しても

“もう出たよ、もう少しで帰ってくるんじゃーい？“

の一点張り。



近くの公園を探してみてもいねぇ。

今何時だと思ってんだよ。

早く帰って来いよ。


A、心配してんだぞ

早く帰って来やがれ。


そう考える辺り俺はAに毒されてんのかもしんねぇな。

13→←ちょっとお知らせ☆ ※追記あり

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