私のために争わな(ry ページ23
⭐︎
玲王くん(そう呼んでくれと頼まれた)と誠士郎くん(そう呼んでry)にお手伝いしてもらった日から、早数日が経過した。
あれから私はかの御曹司様に何を贈れば良いのか本気で悩んだのだが、なんと玲王くん本人から手作りのお菓子が欲しいと言われた。
お礼候補として購入しようかと思っていたのは結構高価だったので、私も喜んで承諾した。
ちなみにニコイチの誠士郎くんも手作りを所望してきていたが、その直後に2人で見つめあって火花を散らしていた。
というか、あそこまで照れられたら分かるんだけど……多分2人とも私のこと好きだ。
悪女？何とでも言ってくれ。しかし私がこんなことをしている理由はただ一つ。
アンリちゃんのためである。
そう、アンリちゃんはこのプロジェクトに並々ならぬ愛情を注いでいる。
普通だったら確実にお近づきになりたくない“不細工”相手だったとしても、普通に話せる程度には選手としての“能力”に重きを置いているのだ。
──つまり、あのかわゆくて可憐な美貌が無防備な状態で男共に向けられるということ！！！
“不細工”という理由から女子に蔑まれてきた“青の監獄”の男達──そんな彼らに差別せず接する美女！！！
そんなん確実に惚れてまうやろ、とのことで私が先に惚れさせようと思った事態である。
勿論私の大好きな人はアンリちゃんなので、男共に靡くことも無い。
「選手と接する時点でこんなにも最高な人材はいないよね」
恋愛対象が女。不細工を見ても吐かない。コミュ力もそこそこあるという自負があるし、顔もまあ良いからマスコット的な存在にもなれる。
私ってば完璧か？？？はー、これはもう絵心に給料アップを打診しなきゃだな……
………うん？
「──あれ？アンリちゃんのタブレット、開いたまんまじゃん」
電気が付いていたからわからなかったが、充電ケーブルに繋がれたアンリちゃんの端末が薄っすらと光っていた。
あの中には機密情報だって入っているはずなのに、アンリちゃんってばお茶目さん♡
好きな人の欠点すらよく見えると言うべきか、欠点とすら思わないと言うべきか……私はメロメロになりながらも電源を消してあげようと端末に近寄り──
「───なんっっっっだこの美少女！！？？！！！」
瞳に映ったとある人物に、瞬足でタブレットを手に取った。ブチ、と音がして充電ケーブルが外れる。
私はカタカタと手を震わせながら、その人物の名前を読み上げた。
「──ミヒャエル・カイザー……！」
⭐︎
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 801人がお気に入り
「ブルーロック」関連の作品
この作品が参加のイベント ( イベント作成 )
この作品が参加のイベント 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まったり団子 - ｳｯｳｯ･･･最高だ･･･特に糸師兄弟が揃いも揃って盛大に勘違いしてるのが･･･これからも読ませてください！お願いします！ (2月24日 20時) (
レス) id: f793216af5 (このIDを非表示/違反報告)
みるく - 結葉さん» ありがとうございますーー！🥹これからも応援してくれたら嬉しいです (12月13日 22時) (レス) id: df78d63940 (このIDを非表示/違反報告)
みるく - あいらさん» 返信遅れて申し訳ないです😭冴はもうすぐ出てきたますので、是非お待ち下さい！ (12月13日 22時) (レス) id: df78d63940 (このIDを非表示/違反報告)
結葉(プロフ) - 更新待ってます”！！！！！！！！ (10月12日 10時) (レス) @page31 id: 119a923417 (このIDを非表示/違反報告)
あいら - このお話が大好きです！早くカイザーやネス、冴に会ってメロメロにしてほしいです！ (10月12日 5時) (レス) @page32 id: 2148135a94 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みずき | 作成日時：2023年1月29日 21時
