帝襟アンリ ページ1
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──私の恋愛対象は女性だ。
私の最近の“お気に入り”は帝襟アンリちゃんである。
肩口で切り揃えられた髪の毛はサラサラで、動くたびにいい匂いが鼻をくすぐる。そしてなにより素晴らしいのは、その大きな胸であった。
最低?なんとでも言え!私は自分の“女子”という特性を使って、なんとしてでもアンリちゃんのお胸でパプパプさせてもらうのだ!!
………こほん。まあそれは置いといて。
私は荷造りの最中であるアンリちゃんに背後から抱きついた。
ひゃっと悲鳴をあげたアンリちゃんは、驚いた声まで可憐だ。やっぱり女の子最高……!
「アーンリちゃん!何してるの?」
「え?……ああ、最近政府で開始されたプロジェクトに泊まり込みで参加するから、その荷造りを………」
「──は????」
泊まり込みで??アンリちゃんが???
その言葉を理解した瞬間、私は思いっきり顔を歪めて悲鳴を上げた。
「い──いやだ!!やだやだやだぁ!!アンリちゃん行かないでよぉぉ!!」
「わ、ちょっ……Aちゃん!?」
「行くなら私も連れてってぇぇぇ!!!!」
コアラのようにアンリちゃんの細腰にしがみつき、いやいやと首を振る。
駄々をこねる私に目を丸くしたアンリちゃんだが、そっと頰を緩め、腰に抱きつく私の頭を撫でた。
ウッウッウッ……アンリちゃんの手やわこい………
私が心中そんなことを考えてるとは知らないアンリちゃんは、その可愛らしい美貌をフッと和らげる。
「もう、Aちゃんってば……プロジェクトの責任者は私じゃなくて、絵心さんって人だから、私の一存じゃ決められないわよ」
「うう………じゃ、じゃあ、プロジェクトの内容だけ教えて?それで行っていいかどうか審査するからぁ……」
「なんでAちゃんが審査しようとしてるのよ……」
まあいいけど、と呟くアンリちゃんは苦笑気味だ。こんなときって女子は得だよね。私が男だったらドン引きされてるレベルの執着具合だもん。
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まったり団子 - ウッウッ・・・最高だ・・・特に糸師兄弟が揃いも揃って盛大に勘違いしてるのが・・・これからも読ませてください!お願いします! (2月24日 20時) (レス) id: f793216af5 (このIDを非表示/違反報告)
みるく - 結葉さん» ありがとうございますーー!🥹これからも応援してくれたら嬉しいです (12月13日 22時) (レス) id: df78d63940 (このIDを非表示/違反報告)
みるく - あいらさん» 返信遅れて申し訳ないです😭冴はもうすぐ出てきたますので、是非お待ち下さい! (12月13日 22時) (レス) id: df78d63940 (このIDを非表示/違反報告)
結葉(プロフ) - 更新待ってます”!!!!!!!! (10月12日 10時) (レス) @page31 id: 119a923417 (このIDを非表示/違反報告)
あいら - このお話が大好きです!早くカイザーやネス、冴に会ってメロメロにしてほしいです! (10月12日 5時) (レス) @page32 id: 2148135a94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みずき | 作成日時:2023年1月29日 21時