ぼっち回避できた！ ページ12
オンボロ寮は、中も大変な有様だった。
『掃除のしがいがありそうだね。』
「今日一日ここの掃除で潰れそう…」
『そんな時は、この超強力掃除機！なんと、吸引力が普通の掃除機の約3倍！！』
「大変な事になるじゃん。」
『大丈夫。この掃除機は人工知能を搭載してて、吸って欲しい物を入力しておくとそれ以外は吸わないように計算して、自動で掃除してくれる優れものだよ！』
「わお。それどこで買ったのか気になる…」
『売り物じゃないよボクが作ったんだ〜。イグニハイドの寮長がそういうの得意だって聞いてて、参考にしてみたんだ。』
「えぇ！？て、手作り！？すごい！信じられない。」
『国がそんな感じのトコだったからね。嫌でも得意になる訳だよ。ボク、絡繰の国の出なんだ。』
「ツイステッドワンダーランドの事、よく知らないからなぁ…」
『さ、さっさと終わらしちゃお。床の掃除は掃除機くんに任せちゃって、ボクらは建物の修繕しとこうよ。』
「うん…あ、あの…」
『どした？』
「そのボクって言うの、もう秘密知っちゃったし、ここでは私とかにしても良いんじゃない？友達、だしさ。」
『友…達？』
「あ、いや、Aが嫌なら別にいいんだ。」
『ううん。ありがと。嬉しい！でも、この呼び方結構自分に合ってる気がするから、変える予定はないかな〜』
「そっか。改めてよろしく。友達一号クン。あれ、チャンかな？」
『あはは、どっちでも良いよ〜』
ユウは、呪いの事について詮索してくるでもなく、かと言って過剰に心配してくれる訳でもない。でも、そんな優しさがボクには心地良かった。ユウに秘密を打ち明けて良かった。
(ユウになら、ボクの過去を打ち明けられるかもしれないな。)
ボクはすでに、隣で笑う友人にそう思い始めていた。
＊＊＊
最近更新が遅れ気味だった言い訳をさせて下さい。
色々事情はあるんですが、1番の理由はスマホがどっかいったことです。
馬鹿みたいな話だとおもいますけど本当に失くしてて、やっと見つかった所なので、更新頑張ります！
コメントや評価などを頂けると、モチベアップに繋がると思うのでどうかよろしくお願いします！
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茨の國のぼっち(プロフ) - もちたさん» わあっ！ありがとうございます！そう言ってくれると私も凄く嬉しいし、書くのが楽しくなります！これからも、のんびり更新がんばります！ (2021年1月13日 6時) (
レス) id: 9a68fed22a (このIDを非表示/違反報告)
もちた - 凄く面白くて読むのが楽しいです！！！更新頑張ってください！！！ (2021年1月12日 19時) (レス) id: eac30fd62c (このIDを非表示/違反報告)
ねっこ - 茨の國のぼっちさん» やったあああ！楽しみにしてます！！ (2020年10月15日 17時) (レス) id: fe5ea8f0b9 (このIDを非表示/違反報告)
茨の國のぼっち - ねっこさん» うっそぉ！？こんな拙い文章を読んで頂いて、しかも好きだなんて！テスト終わったんで更新頑張ります！ (2020年10月14日 20時) (レス) id: 9a68fed22a (このIDを非表示/違反報告)
ねっこ - えっ！？この作品好きすぎてやばいです！！性格も私そっくりだし......(あ)もう更新めっっちゃ頑張ってくださいいいぃぃぃぃ！！！！ (2020年10月9日 16時) (レス) id: fe5ea8f0b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茨の國のぼっち | 作成日時：2020年10月3日 1時
