エース・ハート君(笑) ページ21
あっという間に一日がすぎて、もう2日目の昼時になった。
正直、魔法薬学の授業が凄まじすぎて、その後の授業は頭を通り抜けていった。
目こそ閉じていなかったものの、記憶に残っているのは、魔法士の先生の名前が電車みたいだったことと、飛行術の先生が卵食べすぎてて笑ったことだけだった。
ひとまず…ランチだ…
大食堂どこだよ…
朝から飛行術があったせいで、疲労感がすさまじい。
やっとのことで食堂にたどりついたけど、人がすごく多い。
席を確保して昼食を取りに行く。
今日の昼食は、残り少なかった鶏肉のグリルと、温玉をのせたカルボナーラにした。
少し多めだけど、やっぱり運動後はお腹が空く。
と、そこで、ボクの視界に独特なリボンをつけたモンスター(？)とユウ、それからデュースと顔にハートマークがある生徒が映った。
デュースに聞いたところによれば、ハーツラビュル寮の人は頬から目元にかけてマークがあるらしい。
デュースがスペードマークで、名字がスペードだから、あの人はハート君？
『お〜い！ユウ！グリム！デュース！後、ハート君？』
「誰がハート君だよ。俺はエース！エース•トラッポラ！俺のどこにハート要素があるんだっつーの。」
『いや…だってねぇ…』
ボクが目元のハートマークを指差すと、エースは少し顔を顰めた。
「普通、名字とマークが同じ方が珍しいだろ。
」
「いや、クローバー先輩とダイヤモンド先輩と僕は一緒だぞ。」
「えっ！？あれ！？俺ハブられてんの！？いやいやいや。他のやつらは同じじゃないって！ていうかお前！クラスメイトの名前くらい覚えとけよ！」
『えっ！？クラスメイト！？
そうなんだ…って、んん？
エース君？君こそボクの名前言えるの？』
「ここにいるメンツ全員1-Aだろ、まさかクラスメイトの顔すら覚えてないとか言わないよなぁ？」
『いやボクの話スルーすんなし。
あ、そうだ。エース君。君だけハブられててかわいそうだから、せめてボクがハート君ってよんであげるよ。
エース•マークだけハート君。』
「いや普通にエースでいいって。
っていうかさ、こんな話題置いといてランチ食べねぇ？」
『そうだった…授業ヤバかったから、すごいお腹空いてたんだった…これが午後もあるなんて、心折れそう…』
「いやそれな〜先生宿題出しすぎだっての。」
そんな会話をしながら、ボク達が椅子に戻ろうとした時の事だった。
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茨の國のぼっち(プロフ) - もちたさん» わあっ！ありがとうございます！そう言ってくれると私も凄く嬉しいし、書くのが楽しくなります！これからも、のんびり更新がんばります！ (2021年1月13日 6時) (
レス) id: 9a68fed22a (このIDを非表示/違反報告)
もちた - 凄く面白くて読むのが楽しいです！！！更新頑張ってください！！！ (2021年1月12日 19時) (レス) id: eac30fd62c (このIDを非表示/違反報告)
ねっこ - 茨の國のぼっちさん» やったあああ！楽しみにしてます！！ (2020年10月15日 17時) (レス) id: fe5ea8f0b9 (このIDを非表示/違反報告)
茨の國のぼっち - ねっこさん» うっそぉ！？こんな拙い文章を読んで頂いて、しかも好きだなんて！テスト終わったんで更新頑張ります！ (2020年10月14日 20時) (レス) id: 9a68fed22a (このIDを非表示/違反報告)
ねっこ - えっ！？この作品好きすぎてやばいです！！性格も私そっくりだし......(あ)もう更新めっっちゃ頑張ってくださいいいぃぃぃぃ！！！！ (2020年10月9日 16時) (レス) id: fe5ea8f0b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茨の國のぼっち | 作成日時：2020年10月3日 1時
