572話 みんなで世界一に ページ48
どんな相手でも、立ち向かう勇気があれば、僕達は進んでいける。
「させるかぁぁ！！」
ここでドラゴがヒロトにチャージしてドリブルを阻止。
ボールは無人のエリアへ転がっていく。
無人？いや、違ったな。
「！？」
守が上がってきていた。ロココが目を見開いている。
みんなで守り、みんなで攻める。
僕達はみんなで世界一になるんだ。
「何！？」
「うおおおおおおおおお！！！」
守がセンタリングを上げた先に、ヒロトが跳躍した。
直後、辺りは宇宙空間に変わり、ボールが閃光を放つ。
「天空落とし!!!!」
「ゴッドハンドX!!!!……うっ…うぐぅ……っうわぁぁ！！」
……強烈なシュートが、ロココのゴッドハンドXを突き破り、リトルギガントのゴールに炸裂した。
「や……やったっ……！！」
高らかに吹き鳴らされるホイッスルの音。
あのロココから、リトルギガントから、一点をもぎ取った。
大きな円が、リトルギガントを飲み込んだ。
だが、試合はこれからだ。
No side
歓喜に沸くイナズマジャパンと対照的に、リトルギガントは信じられないほど凍りついていた。
「そんな……」
「ゴッドハンドXが……破られるなんて……」
「……(ボールから確かに感じた)」
ロココはゴールに転がっているボールをゆっくりと拾い上げた。
まじまじと見つめる。
「(マモルの、Aの魂を……これで……)」
「──ハッハッハッハッハ！そうでなくてはなァ！」
「「！」」
突如、その場にそぐわない笑い声が轟いた。
びっくりして振り返るロココとリトルギガント。
円堂大介が、ベンチの前で笑っていた。
「どうだ？面白いだろう！これがサッカーだ！！」
「…監督……」
「……ダイスケ……」
大介の言葉を聞いて、ロココはもう一度イナズマジャパンの姿を見つめた。
基山の周りを飛び跳ねんばかりに喜び、はしゃいでいる彼らの姿を。
「……これがイナズマジャパンか……！！」
ロココの目は、輝いていた。
まるで、宝箱を開ける前の、小さな子供のように。
573話 その目がお前達を強くする→←571話 トータルフットの概念
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杳覇(プロフ) - オムライスさん» そう！「くらは」って読みます！もちろん良いよ！！ベルちゃんのままでお願いしますっ！ (2020年3月12日 14時) (
レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - オムライスさん» オムちゃん！！ありがとう！！わあああおめでとうーーー！！！私もすっごく嬉しいです(〃ω〃) (2020年3月12日 14時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
オムライス - そういえばベルちゃん、名前が変わってる！呼び方ベルちゃんのままでいいかな？ (2020年3月12日 14時) (レス) id: 89108aaf87 (このIDを非表示/違反報告)
オムライス - ベルちゃん志望校合格おめでとう！私も第一志望校受かってました！また楽しくお話を読めるのが嬉しいです！ (2020年3月12日 13時) (レス) id: 89108aaf87 (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - 朧月さん» ふええいいのか！？こんな駄作見たら朧月の美しい文体が汚れるよう……(泣) あっ、559は世界編に移行してからのお話で、最初から合わせると実に896話目になるんだ……(笑)ありがとー！朧月のも応援してます！！ (2020年2月23日 14時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杳覇 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Detectivec2/
作成日時：2019年11月26日 17時
