562話 思いを受け継ぐ青色の戦士 ページ38
「でも、俺も気持ちは同じだぜ！俺達が、世界一を決める戦いに挑むんだって思ったら、ワクワクして眠れなくってさー！」
「俺もっスー！」
「うおおおお！燃えてきたぜーーっ！！」
『よっし、じゃあ後十周行こうかー！』
「「おう！！」」
『監督。全員揃いました！』
朝のランニングを終え、朝食を食べ終わり、僕達はグラウンドに整列した。
守と二人でみんなの前に立ち、点呼を取って久遠監督に報告する。
監督はゆっくりと全員を見渡すと、最後に守を見据えた。
「円堂守」
「え？」
「円堂守！」
「…はいっ！」
「東雲A」
『はい！』
「豪炎寺修也」
「はい！」
「鬼道有人」
「はい！」
そうして、選手全員の名前を呼び終えると、一つ頷き、首を隣へ向けた。
「木野秋」
「！……はいっ！」
「音無春奈」
「はい！」
そのままマネージャー、目金まで呼び切った。
監督は少し俯く。思いを何処かに馳せるように。
そして、呟くように言った。
「緑川リュウジ」
『！』
「栗松鉄平」
「「！」」
「そして、選ばれなかった多くのプレイヤー達。その思いを受け継ぐ、日本代表としての決勝戦だ。
勝つぞ！！」
「「はい！！」」
試合会場はタイタニックスタジアム。
女子更衣室で一人、僕は目の前のユニフォームを見つめた。
冬の空のような深い青。描かれた「20」の文字は、コーチ兼特別選手の証。
『……あと1試合、宜しくな』
呟いて、ユニフォームを着る。
ふと胸のエンブレムを見て、ドンと叩いた。
こいつに恥じない戦いをする。
僕が戻ると、もうみんなは準備が終わり、守がキャプテンマークを渡されたところだった。
キャプテンマークを腕にはめた守は、こっちを見てニッと笑う。
笑い返して、守の隣に進み出た。
頷き合う。
「『行こうぜ、みんな！！』」
「「おう！！」」
563話(祝！900話突破！) 勝利の女神の加護→←561話 明日はきっと
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杳覇(プロフ) - オムライスさん» そう！「くらは」って読みます！もちろん良いよ！！ベルちゃんのままでお願いしますっ！ (2020年3月12日 14時) (
レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - オムライスさん» オムちゃん！！ありがとう！！わあああおめでとうーーー！！！私もすっごく嬉しいです(〃ω〃) (2020年3月12日 14時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
オムライス - そういえばベルちゃん、名前が変わってる！呼び方ベルちゃんのままでいいかな？ (2020年3月12日 14時) (レス) id: 89108aaf87 (このIDを非表示/違反報告)
オムライス - ベルちゃん志望校合格おめでとう！私も第一志望校受かってました！また楽しくお話を読めるのが嬉しいです！ (2020年3月12日 13時) (レス) id: 89108aaf87 (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - 朧月さん» ふええいいのか！？こんな駄作見たら朧月の美しい文体が汚れるよう……(泣) あっ、559は世界編に移行してからのお話で、最初から合わせると実に896話目になるんだ……(笑)ありがとー！朧月のも応援してます！！ (2020年2月23日 14時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杳覇 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Detectivec2/
作成日時：2019年11月26日 17時
