514話 アラヤの正体 ページ30
Mr.アラヤは、指を指されても尚、黙り込んでいる。
それを見て、ガルシルドは続けた。
「コトアール代表・リトルギガントの監督、Mr.アラヤ。いや……
──円堂大介」
「!!」
「それじゃあこの人が……!」
「円堂君の、お祖父さん……」
動揺するイナズマジャパン。
冬花は大介の背中を見つめた後、思い出した様に円堂へ視線を向けた。
……が、一番動じていると思われた円堂は、片眉も動かしていなかった。
「(
円堂は、既に何となく、そんな予感を抱いていたのだ。
「目的はこの儂か?」
大介は、ガルシルドの前に進み出た。
「儂を引きずり出す為に、こんな事までするとは、流石のお前も焦ってきたと見える。
いつも人を操り、自分は安全な所から見ているだけのお前がな……」
頭一つ分……否、二つ分は大きいと見えるガルシルドを睨め上げる。
挑発され、ガルシルドはフンッと鼻で笑った。
「お前にだけは言われたくないわ。40年もの間、隠れて私の事を嗅ぎ回っていた、お前にはな」
「40年……!?」
「どういう事なんです?そんなに昔から、二人は知り合いだったと言うんですか!?」
「──……40年前」
「「!」」
顔を見合わせるイナズマジャパンの中、木野が静かに言葉を発した。
みんな動きを止めて、木野の言葉を待つ。
「伝説のイナズマイレブンを襲った、あの悲劇が起こった年……」
「あの悲劇?」
──その年、円堂大介率いる伝説のイナズマイレブンは、FF決勝戦へ進むための試合に向かっていた。
しかし、その途中でバスが事故を起こし、伝説のイナズマイレブンは不戦敗。
だが、その事件は、影山が起こした事とされていた。
それに異論を唱える者が一人。
「その当時、影山はまだ中学生。一人ではそんな事出来ない。影山の裏で糸を引いていた人がいた。──それがガルシルドだったのよ!」
「「!」」
雷門だった。
円堂大介の核心に迫るため調べていく中で、そんな情報まで入手していたのだった。
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Vermut(プロフ) - サッカーバカさん» ふあああっ、ありがとうございます…!!頑張ります!! ですよね!一息くらい良いですよね!!凄く力になりました!ありがとうございました!! (2019年11月26日 17時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - Vermutさん» ありゃ、そうだったんですか…!でも、いいんです、やりたい時に更新やってください!!!!一息ぐらいいいじゃないですか。何かあろうと、やりたいこと曲げちゃダメです!私は曲げられても鋼の精神で曲げ返しましたから笑 頑張ってください!!!! (2019年11月26日 17時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
Vermut(プロフ) - サッカーバカさん» ふえっ…ありがとうございます……!!それとホント申し訳ありません……高校の事じゃなくて、更新再開を親に止められてるんです……私の書き方が紛らわしくてほんっとごめんなさい……。お気持ちは物凄く嬉しいです!!ありがとうございます!! (2019年11月26日 17時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - 受験校は自分が行きたいところへ!!!!!親に言ってやりなさい!「私が決めた学校だから、私が行くって決めた!親が行くわけでもない!自分の意思で行く!」って!私は、行きたい学校よりも、親に言われた学校に行ったので、Vermutさんは、行きたい学校へ! (2019年11月26日 17時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
Vermut(プロフ) - ゆいチップスさん» ありがとうございます!帰還ですよおおようやく!! 受験勉強頑張ります!ありがとうございました!! (2019年10月27日 8時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Vermut | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Detectivec2/
作成日時:2019年8月22日 9時