第123話 金髪の髪、真紅の瞳 ページ38
晴天の下、私達は円陣を組み、気合いを入れていた。
とは言っても、私はスタメンに入っていない。何だかんだ言って、ちゃんと外して下さっていたんだ。
「みんな、いよいよ決勝戦だ。絶対に勝って、世界に行くぞ!!」
「「おお!!」」
天高く拳を突き上げた、その時。
「＿＿元気そうだね」
「「！」」
『(ﾋﾞｸｯ』
背後から聞こえてきた声。
体が一瞬にして凍りつく。
振り返らなくても分かる。けれど、震え始める体に鞭打って、ゆっくりと振り向いた。
腰まで伸びた、長い金髪。
炎のような、真紅の瞳。
「それでこそ、全力で倒す価値があるというもの……」
「あ、アフロディ…!?」
『ｯ…!!』
アフロディ＿＿＿＿......
彼の顔を見られない。
さりげなくみんなの輪を抜け、円陣の、彼とは反対側の外に出てしゃがみ込む。
向こうでは��エイリア学園・バーン��こと南雲晴矢と、��エイリア学園・ガゼル��こと涼野風介が紹介されていたが、やはり私は、それどころではなくなっていた。
『!!』
「……」
突然に肩を叩かれ、ハッとして見上げる。
そこでは久遠監督が、黙ってこちらを見つめていた。
そのまま私を立ち上がらせ、ベンチの裏の、彼らからは見えない場所まで移動させる監督。
「……落ち着けたか」
『……はい、すみません……ありがとうございます』
「あいつらが居なくなるまでここにいろ。ただし、試合は見て貰うからな」
私が頷いたのを見届けると、監督は私の頭をポンと撫でて、何事もなかったかのようにベンチへ戻って行った。
その優しい気遣いに、安心して座り込む。
「……」
それをアフロディが見ていたなんて、私は全然気が付かなかった。
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Vermut(プロフ) - 蒼乃さん» wwありがとう！！そうよね、不動絶対赤面してる！！(笑) <(_ _*)> ｱﾘｶﾞﾄｫ (2019年1月23日 20時) (
レス) id: 6de8030682 (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃(プロフ) - 『きゃ……！』とはなんだ『きゃ……！』とは！！かわいすぎるじゃないか！！普段クールな美麻ちゃんがそんな可愛いことをしたら不動がどうなると思ってるんだまったく！！素晴らしい！！← (2019年1月23日 18時) (レス) id: e3feac7888 (このIDを非表示/違反報告)
Vermut(プロフ) - 奇凛さん» あああありがとうっ！！ (2019年1月11日 5時) (レス) id: 6de8030682 (このIDを非表示/違反報告)
奇凛(プロフ) - なっなぜだ？なぜ通知がこなかったぁぁぁぁ見るのがものすごくおくれた。。。。気を取り直して、遅れたけど、続編おめでとう！ (2019年1月10日 20時) (レス) id: e605ff304b (このIDを非表示/違反報告)
Vermut(プロフ) - 蒼乃さん» 惜しい(笑) ここからあのシーンに入っていk((←ネタバレ ありがとおおおお(泣)頑張りますっ！！当日だから遅くないかもねwwメリークリスマス！(完全に遅い) (2018年12月26日 11時) (レス) id: 6de8030682 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Vermut | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Detectivec2/
作成日時：2018年12月25日 17時
