不運な仮面ライダーに巻き込まれた高校生は、時の管理人でした。

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ミルクディッパーでコーヒーを飲んで、のんびりと過ごす。

『愛理お姉ちゃん……ごちそうさま、でした……』

「悠希ちゃん、また来てね」

『……はい……』

愛理お姉ちゃんに挨拶をしてカップを片付けていると

「あら、良ちゃんにハナちゃん」

『……良ちゃん…ハナさん……』

「悠希。来てたんだ」

良ちゃんとハナさんが揃ってやって来た。
ハナさん、いつももかわいいけど
今日、服かわいい……

なんて思っていると、三浦さんの自己紹介中に、尾崎さんがやって来て、何かを話しだした。

私はお店から出て、どこに向かうわけでもなく歩き始めた。

空手……とか言ってたなぁ……

この前、空手家の人が飛んできたし……

ちょっと調べてみようかな、
役に立てるかもしれないし。

近くにある空手道場に足を進める。

この前、M良ちゃんを投げた男の人がそこの道場に入って……
扉を壊した。

イマジンの力……かな。
人間技じゃない気がする。

彼は簡単に道場にいた人全員を倒し、紙を置いて
壊した扉をきちんと直して去っていった。

律儀すぎる……！

ええと……

『……とりあえず……追いかければいいかな……』

私は彼の後を追いかけた。

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