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「今からでも姿を見せて。
嘘だと言って。セドリック。」
1人墓に話しかけた
返事が返ってくることは無い
それでも彼がどこかで聞いている気がした
「まだ私泣き足りないわ。
あなたが居なきゃ誰が私の涙を拭いてくれるの。」
「ごめんね。セドリック。」
私の心を察したかのように
大粒の雨が降ってきた
「ありがとうセドリック。」
彼の墓の前で大粒の涙を流した
ハー「風邪を引くわ。」
いつ来たのかハーマイオニーが傘を差し出す
「要らないわ。大丈夫よ。」
ハー「いいえ。ダメよ。
あなたのお腹の子が冷えちゃうでしょ。」
彼女は無理やり私に傘を持たせ
ハグリッドの小屋まで連れていった
ハグリッドは不在だった
ハー「あなたならすぐにくると思ったの。」
彼女は私の手を握って言う
ベッドに寝かせてもらった私はそのまま答える
「まだ彼が死んでいないって信じたかったの。」
「でもちゃんと現実を見れてよかったわ。」
ハー「…彼は例のあの人に殺されたの。」
それを聞いて私は驚いた
「まさか…嘘でしょ？」
ハー「本当よ。ハリーが見たの。
ハリーは大丈夫だったけど…。」
「…ハリーだけでも無事でよかったわ。」
ハー「ハリー、死んだセドリックを連れて帰ってきたわ。
きっとハリーが1番辛かったと思う。」
彼女の表情が悲しみに満ちていた
「例のあの人が復活したってことは
ハリーはもっと危険な目にあうわ。
酷なことを言うようだけれど。
悲しんでいる場合じゃない。」
ハー「そうね…。」
「大丈夫。私はあなたを信じているし
ハリーやロンもあなた達なら出来るわ。
私もその時がきたら助けに行くわ。」
ハー「A…。いつの間に頼もしくなったの？」
「私だってみんなと離れて成長したのよ。」
私は笑った。
彼女も少し笑う。
無理やりにでも笑わないと彼女がダメになりそうだった。
だから笑顔で別れようと思ったのだ。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ハー「本当にみんなに会わなくて良かったの？」
「えぇ。いつかまた会えるわ。」
帰りの列車が近づき
私と彼女はお別れのハグをした
ハー「困ったら連絡して。」
「困らなくてもいつでも手紙を書くわ。」
ハー「そうね。私もそうするわ。」
じゃあねと手を振り席に着く
彼女はきっと大丈夫。
そう信じて。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ハー「遠くで見てるだけでよかったのね。」
『あぁ。』
ハー「…そう。」
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Debugon(プロフ) - あーちゃんさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます(´TωT｀)そして最後まで読んでいただきありがとうございます( *´꒳`*)また新しい作品を書いているので良かったら覗きに来てください！ (2022年2月16日 18時) (
レス) id: 3073debd3a (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん - ドラコの作品をたくさん読んできましたがら最も感情が溢れだしました！これからも楽しみにしています！ (2022年2月16日 16時) (レス) @page24 id: 534548cafa (このIDを非表示/違反報告)
Debugon(プロフ) - sakihamu87さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！これからも頑張ります！初めて言われてとても感動です(´TωT｀) (2022年1月7日 22時) (レス) id: 3073debd3a (このIDを非表示/違反報告)
sakihamu87(プロフ) - 今までに読んできたドラコの作品の中で1番面白いです！！！続き待ってます！ (2022年1月7日 9時) (レス) @page3 id: b82aa09454 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：でぶごん x他1人 | 作成日時：2022年1月4日 20時
