9、褒めて欲しかった ページ11
却説、皆帰ったし母さん迎えに行かなくちゃ…
母さんは寝ていた。
『…ねぇ、母さん。僕、母さんが好きだから、何されても憎めないんだよ。母さんのあの時の何気無い一言、いまもそれにしばられて。苦しいな』
母さんの何気無い一言、其れは私達に未だ少しのお金があり、母さんの機嫌が良かった日。
母さんの誕生日だった。
僕は母さんに花をあげた。
「有難う、貴方は自慢の子共よ。」
たった、一言。
でも、僕には其の一言で、一瞬世界がキラキラしているように見えた。
…その一言の為に、母さんの害に成る人だって…手を掛けた。
まぁ、未だ母さんと仲が良かった時なんでとても小さいから、上手くはいかなかったけど。
『母さん、母さんはもう僕を褒めてはくれないよね。いい加減、親離れしなくちゃかな?』
母さんは未だ目覚めない。
『ねぇ、母さん。僕、頑張ったんだよ?母さんを幸せに出来るくらい稼いで、良い子にしてたんだよ!だから褒めてよ、母さん…』
力無く母さんを揺すった。
…母さんは冷たくなっていた。
寝てなんかいなかったようだ。
『最後まで「俺」の苦労は報われなかったな…』
…俺は母さんの顔を笑っているようにした。
『幸せそう。俺は、幸せそうな母さんと一緒にいられるんだ、幸せだ。』
憎くて憎くて仕方ない、愛しい愛しい母さん。
僕は母さんに幸せになって欲しかった。
僕のせいで壊れた母さん。
僕が最後は幸せそうな顔にできた。
…結果オーライ、だよね?
『さぁ、お家に帰ろ?』
俺はただ静かに嗤う母さんを車に乗せて家まで帰った。
俺は、
ソファに母さんを寝かせて、溜まってる仕事に手を付け始めた…
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何かどんどん物語が…
ポトマも出せてないし、、、
うあぁgdgdですね…
主人公病み注意←
死んだ母さんと暮らしてます…
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鳥帽子 - 蛞蝓の旦那(希望)さん» うわわ、番外編ありがとうございます!夢主くんと母さんのくだりがやっぱ最高です! (2019年9月11日 7時) (レス) id: fae1fbaff6 (このIDを非表示/違反報告)
蛞蝓の旦那(希望)(プロフ) - ふおぉ!ありがたい!飴と鞭…メモメモ参考にしますね!番外編みたいなので書くかもです、貴重な意見ありがとうです! (2019年9月10日 23時) (レス) id: 672a6d2039 (このIDを非表示/違反報告)
鳥帽子 - 好きです(唐突)夢主くんのトラウマ系っていうのがぶっ刺さりました。体調に気をつけて無理のない更新をしてください (もしも夢主くんの母が飴と鞭の使い分けが上手かった時夢君の反応が気になりました!神格化するのでしょうか?もし良ければ書いてください!) (2019年9月10日 21時) (レス) id: fae1fbaff6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蛞蝓の旦那(希望) | 作成日時:2019年8月11日 0時