授業 ページ20
〜廊下(1-B教室前)〜
『ギリギリセーフ、かな?』
[時間的には大丈夫だな)ボソッ]
操也は周りにバレない程度の小さな声で、伊彲冴の問いに答える
ちょうどその時、予鈴がなった
『じゃあ行きますか』
ガラガラッ
〜1-B教室〜
『やあ、1-Bのみんな、ちゃんと席についてるね?』
「わぁ、マリオネッターだ!」
「TVで見るのよりカッコいい!」
などなどの歓声を耳にしながら、伊彲冴は教卓前まで歩を進める
『はじめまして、みんなご存知、パペッタヒーローマリオネッターこと、人形操也です、操也先生でも、マリー先生でも、好きなように呼んでね、そんでもって、こっちは相棒のクマモトさんね、これからの授業は、縄文時代から今日に至るまでの日本史を、2回に分けて復習して、3回目の授業でテストを行います、4回目以降は高校の勉強になるから、そのつもりで』
「「はい」」
伊彲冴が教卓に操也入りのくまさんを置き、授業に入った
〜1時間後〜
キーンコーンカーンコーン
『よし、じゃあキリがいいから終わるか、日直さん号令お願い』
「起立、礼」
「「ありがとうございました」」
『はい、ちゃんと自分でも予習復習しておいてね』
そう言うと伊彲冴は教材と操也入りくまさんを持って教室から出た
〜職員室〜
[楽しかった〜!]
「お疲れ様です、マリー先生、確か授業は先生が行っているんですよね?」
[まぁあながち間違ってないね、このくまさんにはいろんな仕掛けがあって、僕のすぐ右側には伊彲冴と繋がるマイクがあるんだぁ、それを繋いで声だけは俺が出してるんだよねぇ〜、動いてくれてるのは伊彲冴だから2人で授業しているって言っても過言じゃないね!]
「なるほど〜」
香山は、操也の説明で納得がいった
授業中の伊彲冴は、伊彲冴らしくないのだ
やたら熱く語っている節があったのだ、が、その原因が、歴史マニアが好きなこと語っているのならば、熱くなるわけだ
伊彲冴は次のクラス、1-Cの人数に合うようプリントの枚数を調整している
それが終わったようで、伊彲冴は操也に声をかける
『マスター、次の授業に準備が整いました、もうじき予鈴も鳴りますし、そろそろ行きましょう』
[そっか、ありがとう伊彲冴!]
操也はそう言うと再び伊彲冴に抱かれて、職員室を後にした
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桜並木(プロフ) - 月永慎也さん» ご指摘ありがとうございます!気付きませんでした、修正しておきます! (2020年7月14日 23時) (レス) id: ba34a9a86c (このIDを非表示/違反報告)
月永慎也(プロフ) - 地縛少年花子くんが自縛少年花子くんになってますよ。 (2020年7月14日 22時) (レス) id: 3f4463ff10 (このIDを非表示/違反報告)
桜並木(プロフ) - 虚さん» ありがとうございます!期待に応えれるよう、頑張らせていただきます! (2020年3月13日 21時) (レス) id: ba34a9a86c (このIDを非表示/違反報告)
虚(プロフ) - とても良い作品ですねっ!お気に入り失礼しますー!更新楽しみに待ってますー!応援させて頂きますっ! (2020年3月13日 21時) (レス) id: 7c0e52b0b9 (このIDを非表示/違反報告)
桜並木(プロフ) - なつれさん» そう言ってくださる方が一人でもいると、書いているこっちも嬉しいです!ありがとうございます(*≧∀≦)ゞ (2020年3月5日 14時) (レス) id: ba34a9a86c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜並木 | 作成日時:2020年2月16日 19時