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「どうしたんだい、藪から棒にそんな事」
『いやあ、改めて花京院には色々お世話になってるなって』
慣れないことはするな、と言う神のお告げなのかどうも自分が情けなく感じる。
今までを振り替えると勿論ジョースターさんやアブドゥルさんにもろもろお世話になっているのだが、同世代な上に話しやすいので迷惑は他よりかけている気がした。
「わざわざお礼を言われるほどじゃあないと思うけど…」
『言うほどだよ、花京院がいて助かったことは本当に山程あるんだから』
謙遜し出す彼に負けじと褒めるのを続ける。
まず最初に助けられたのは日本を出てすぐだったな。
思い出を辿りながら出会ったばかりの花京院を思い浮かべた。
『情けない話…ほら、ジョースターさんも承太郎も英系だしアヴドゥルさんもエジプト出身でしょ？体格もいい上に身長も高いから……その』
なかなか本人の前で言いにくい話題に、聞かれていたらと考えると口に出しづらい。
初めて承太郎と言葉を交わしたときは195cmに気圧されて完全に逃げ腰だったよな。
よくよく考えるとハーフなんだからあの身長の高さは納得だ。
『ビビり散らかしてた、から。
日本人の花京院がいて良かったなって』
「そっち？」
『そっち“も”、ね』
海外への旅行経験がジョースターさん達との旅が初めての私に、いきなり外国人と一緒にエジプトに行ってくださいは難易度が高すぎる。
だからこそ生まれも育ちも日本の純正日本人の花京院は安心感がずば抜けていた。
花京院も日本の平均で見たらそれなりに身長は高い方なのにこれが相対評価の怖いところ。
『だって私と承太郎の身長差は32cm、15cm定規が二本あっても足りないんだよ』
「…そういえば、Aが誰かと話してるのを見かけたとき思ったより君が大きくてビックリしたよ」
『でしょ！これでも背は高い方なんだよ』
ポルナレフも確か183cm、髪の毛を含めたら193cmあるって言ってたはず。
私の次に背が低いはずの花京院でさえ15cm定規が一本必要な身長差なのはおかしい気がする。
別に身長にそこまでこだわりはないけど、何が許せないって香港でジョースターさん達といたら子供にチビって言われたことなんだよね。
「あの」
『うん』
ちょっと強張った花京院の声に思考を引き戻される。
さっきの私に近い様子に自然と姿勢をただして向き合うと、真剣な表情でこう言い放った。
「僕達そろそろ、次のステップに進みたいと思うんだが」
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酸性雨の１つ(プロフ) - 蛸山葵さん» いえいえ、、貴方こそが神なのです。崇め讃えます。 (2月3日 21時) (
レス) id: f35602649d (このIDを非表示/違反報告)
蛸山葵(プロフ) - 酸性雨の１つさん» まさか私の知らぬ間に降臨していたとは……。神の名に恥じぬよう頑張りたいと思います！ (2月3日 21時) (レス) id: eddcdf4797 (このIDを非表示/違反報告)
酸性雨の１つ(プロフ) - 、、、神が此処にいますね存在してますね (2月3日 11時) (レス) @page50 id: f35602649d (このIDを非表示/違反報告)
蛸山葵(プロフ) - 憂さん» 「続きが見たい」と言ってくれてとても嬉しいです！申し訳ありませんが変にダラダラと続けるよりは今区切っておきたいと思いまして…。まだ拙い文ですが読んでくださりありがとうございました。 (11月7日 21時) (レス) id: eddcdf4797 (このIDを非表示/違反報告)
憂(プロフ) - お、、終わっちゃうんですか！！ できることなら続きが見たいです 間違いであってくれぇ〜 (11月7日 0時) (レス) @page50 id: fbaa8ffb84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蛸山葵 | 作成日時：2023年8月28日 23時
