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「人知を超えた先にあるもの、そう考えると興味深くない？」
『…そう、君がその数字にかける思いは伝わったけど質問の答えにはなってなくない？』
「いやいや、これは前置きみたいなもの。ふふっ」
今にもスキップを始めそうなあふれんばかりの笑顔。
第一印象と打って変わってとても生き生きしている。
状況が状況じゃあなければ百点をあげたいところだが、ここでそんな冗談を言える度胸は持ち合わせていない。
「とにかくとにかく、０はボクにとって神聖な存在だったんだ。
初恋だって０だった。今覚えば異常だったけど何年も０に熱を上げ続けたよ。
…君を見るまでは、ね」
ん？
修学旅行で話したら場を凍らせること間違いなしな恋バナに耳を疑うも、それ以上に破壊力が強い思わせぶりなセリフが出てきた。
おまけにあろうことか優しいまなざしで私を見つめてくる。
まさか…ね。今更ながら��と�い虜�合呼び出しの可能性が出てきた。
さっきの得体の知れなさからくるものとは違うベクトルの鳥肌が立つ。
これはもしや告白なのか？それとも告白寄りの抹殺なのか？
コーヒーをぶちまけられた資料みたいに思考がまとまらないでいる。
追い打ちなのかなんなのか、止めを刺すためとしか思えないほどのタイミングで鏑木が口を開いた。
「君に初めて会ったのは中学校一年生の時、今から四年前の七月十四日。
あの頃の君の瞳…それを思い出すだけで胸がいっぱいだよ」
『…………』
初対面だと思っていた私とは対照的に鏑木はどうやら会った日にちまで覚えているらしい。
本格的に��ってこと？
だとしたら人生初の告白がスタンドによって縛られたまま行われることになるんだけど。
望むならロマンチックなのが良かったな、せめてもっとシンプルなシチュエーションで。
「マセた子供が背伸びして大人ぶってるわけでも、小うるさい学級委員長のようにボクを下に見ているわけでもない。
全てを悟って達観したような、空虚な瞳に心を奪われたんだ。
言うならばそう…“あの”時の君は疑う余地もなく０だった」
彼が恍惚とした表情でそう語るが、要するに目が好きってことなのか。
熱くプレゼンされても目なんて気にしたことがないからピンとこない。
変な人もいるんだな、くらいの気持ちで見ていると鏑木が歩み寄ってきた。
微かな声で何かを呟いているので耳を澄ませる。
「なのに、あいつら…JOJOのヤロー」
聞こえたのは、承太郎に対する憎しみの言葉だった。
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酸性雨の１つ(プロフ) - 蛸山葵さん» いえいえ、、貴方こそが神なのです。崇め讃えます。 (2月3日 21時) (
レス) id: f35602649d (このIDを非表示/違反報告)
蛸山葵(プロフ) - 酸性雨の１つさん» まさか私の知らぬ間に降臨していたとは……。神の名に恥じぬよう頑張りたいと思います！ (2月3日 21時) (レス) id: eddcdf4797 (このIDを非表示/違反報告)
酸性雨の１つ(プロフ) - 、、、神が此処にいますね存在してますね (2月3日 11時) (レス) @page50 id: f35602649d (このIDを非表示/違反報告)
蛸山葵(プロフ) - 憂さん» 「続きが見たい」と言ってくれてとても嬉しいです！申し訳ありませんが変にダラダラと続けるよりは今区切っておきたいと思いまして…。まだ拙い文ですが読んでくださりありがとうございました。 (11月7日 21時) (レス) id: eddcdf4797 (このIDを非表示/違反報告)
憂(プロフ) - お、、終わっちゃうんですか！！ できることなら続きが見たいです 間違いであってくれぇ〜 (11月7日 0時) (レス) @page50 id: fbaa8ffb84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蛸山葵 | 作成日時：2023年8月28日 23時
