No,４ ページ23
結局あの日から何日経っても、幼馴染のことは思い出せなかった。
そして頭痛が治まることもなかった。
更に変わらなかったことがもう一つ。
私が朝、学校に向かう時も。
夕方、下校する時も。
休日すらも。
白髪の男の子はずっと公園のベンチに座っていた。
その男の子の表情はとても悲しそうで、毎日誰かが来るのを待っているように見えた。
そしてある日、私が下校しようとしていた時、急に雨が降ってきた。
私は鞄の中から折り畳み傘を取り出し、ゆっくりと広げた。
傘を差していつも通り、代わり映えのしない道を歩いていた。
ただ過ぎていく景色を眺めながら足を進める。
私はある場所を通りかかった時、その足を止めた。
雨の中、傘も差さずにベンチに男の子が座っていたのだ。
いつもは気にしていなかったけど、その男の子はずっと半袖だった。
私は思わずその男の子のそばに駆け寄り、傘を傾けた。
その男の子は目を見開き、私の顔を見た。
綺麗な紫色の瞳に吸い込まれそうになる。
やっぱり、どこかで見た気がする。
『ねぇ君。名前は？』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
これにてボツオチは終了になります！
本編に続き、ボツオチのほうまで見てくださった方、本当にありがとうございました！
またどこかでお会いしましょう！
2022/11/1 Near
終わり
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ちと(プロフ) - まじで泣いてしまう...初兎ちゃんと、夢主さんにはあのままの日常を送ってほしかったなぁ... (8月22日 15時) (
レス) @page16 id: f6b0a849c1 (このIDを非表示/違反報告)
Near - ひーいれりすさん» 返信遅れちゃいました〜！すみません💦涙を止めること....できないですねｗ ハンカチで拭いといてください！！() (2023年3月26日 14時) (レス) id: 20a94c6827 (このIDを非表示/違反報告)
ひーいれりす - すいません誰か涙を止められる人はいませんか… (2023年3月6日 23時) (レス) @page23 id: 166743b295 (このIDを非表示/違反報告)
Near - 瑠夏さん» 目からスライムという表現で笑ってしまった() 人を泣かせる天才....。ありがとうございます（？） (2022年11月14日 20時) (レス) id: 20a94c6827 (このIDを非表示/違反報告)
瑠夏 - やばっ目からなんかスライムが止まらない(;~;)Nearさんは人を泣かせる天才かな？？ (2022年11月14日 6時) (レス) @page23 id: 427d2fc8fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Near | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Naer/
作成日時：2022年9月5日 18時
