Episode.１０ ページ14
Aside
そして翌日、気持ちよーく寝てたら忍田さんの鬼電に起こされ、早く行かないと殺されるっ…！と本能で察した私はすぐさま支度をして、迅がいる場所へ向かった。忍田さんから聞いた話によれば、イレギュラーゲートの原因は隠密偵察用の小型トリオン兵「ラッド」と呼ばれるものらしい。迅が見つけたそうだ。それでこれから全部隊で害虫駆除を始める、と。
迅「お、来た来た。Aさーん！」
A「ふぁ〜ぁ……あれ？他の人は？」
迅「おれとAさんだけだよ」
A「は？」
迅「おれはこっち半分をやるから、Aさんはあっちよろしく！」
A「いや待て、は？二人で？」
迅「そうだよ。あ、あとラッドの位置はレーダーで見えるはずだから確認よろしくね〜！そんじゃ、あっち半分よろしく！」
A「いや配分おかしいだろ！！なんだよあっち半分って！！私だけ量多くない！？てか数多すぎ！！」
迅「だっておれと二人のほうがAさん存分に力出せるでしょ？おれの他に誰もいないからパーフェクトオールラウンダーだってことバレる心配ないし」
A「……これはもう当分本部来ない…今すぐ帰りたいってのに」
迅「あー、それはダメだよ。Aさんには本部に来てもらわなきゃ」
A「いやだ」
迅「……自分で来たほうがいいと思うよ。Aさんが忍田さんに強制連行されてる未来が見えたから」
A「……」
それを聞いた瞬間、ピシッと身体が固まった。実は前に一度、忍田さんに強制連行されたことがあるのだ。
それは遡ること…数ヶ月前＿＿＿＿
─回想─
その日は、いつも通り家で寝ていた日だった。そこへ忍田さんがやってきたのだ。チャイムが鳴ったため、欠伸をしながらドアを開けた。
A「はぁ〜い……どちらさま…」
忍田「……A」
A「ﾍｯ…」
ドアを開けると、そこには鬼の形相で玄関前に立つ忍田さんがいた。だから思わず固まった。
忍田「……A。今何時だと思ってる」
A「……え、えと…は、8時…？」
忍田「……今日、会議があると言ったよな？」
A「……い、言いましたっけ…」
忍田「今すぐ準備してこい」
A「ｳ､ｳｯｽ…」
忍田「……返事は？」
A「はい！！準備してきます！！」
私はビシッと敬礼してからビューンッ！！と階段を駆け上がって行った。自己ベスト更新ものだぞこれ。
忍田「……はぁ…」
Aが走って行ったほうを見ながら、相変わらずなAに頭を抱えた忍田だった。
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大福モチ(プロフ) - 蒼羽さん» 返信遅くなりすみません！コメントありがとうございます！！更新は不定期ですが楽しんで頂ければ嬉しいです！ (12月29日 6時) (
レス) id: 80560d8d1d (このIDを非表示/違反報告)
蒼羽 - 面白くて一気に読んじゃいました。更新楽しみに待っています。 (2023年2月13日 17時) (レス) id: d32aa8ae94 (このIDを非表示/違反報告)
大福好き(プロフ) - メガネしか勝たんさん» ありがとうございます！！嬉しいお言葉……() はい！頑張ります！ (2023年1月18日 9時) (レス) id: 80560d8d1d (このIDを非表示/違反報告)
メガネしか勝たん - 更新お疲れ様です！今回もとっても好き……ニヤけがとまりませんなぁ…()次回も楽しみにしてますね！ :D (2023年1月17日 19時) (レス) @page32 id: f85e9a6557 (このIDを非表示/違反報告)
大福好き(プロフ) - メガネしか勝たんさん» いつもコメントありがとうございます！！めっちゃめっちゃ嬉しいです！！！！((殴 そう言って頂けて嬉しすぎて爆発します() はい！頑張ります！！ (*/▽＼*)ｷｬｯ((殴 (2023年1月12日 22時) (レス) id: 80560d8d1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：大福モチ | 作成日時：2023年1月4日 16時
