後輩命の孤月使いⅡ【WT】 (ページ36)

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Aside

しばらく言い合って、最後にムニーッと引っ張ってから手を離した。

空閑「おれたちが次に当たるすわ隊とあらふね隊ってどんなチームなの？」

烏丸「諏訪隊は……」

京介が説明しようとしたら、扉のほうから「京介」と呼ぶ声が聞こえた。

木崎「なんでもかんでも教えるな。自分たちで調べさせろ」

烏丸「レイジさん……」

木崎「作戦室に過去のランク戦のデータがある。宇佐美が来るまで見ておけ」

三雲･雨取「はい！」

空閑「了解」

小南「あんたたちじゃデータの見方わかんないだろうから、あたしが教えてあげるわ！」

陽太郎「おれもな、せんぱいとして」

修たちは小南と陽太郎と共に作戦室へと向かった。

烏丸「……ちょっと厳しくないすか」

A「んーまぁ、そうかもね。でも、全部教えるより自分たちの目で見て考えたほうが力になるし、何よりそのほうが修の力を活かせると思うけどなぁ」

木崎「Aの言う通りだ。自力で対策を練るのも訓練のうちだ。アイツらの戦いは、もう始まっている」

それから夜まで暇だったため、京介と模擬戦したりいつもみたいに軽口を叩きあったりして夜までの時間を過ごした。