4話 ページ6
私達は、あの騒動が起きた後に撤退した。
その後、小十郎にお説教されたのは言うまでもない。
二時間正座しっぱなしで、足の感覚が無い。
私たちは今日、武蔵に綺麗に桜の咲いているところで花見を兼ねて休憩した。
政宗達は、相変わらずのうるさい調子で酒を飲んでいた。
私は、戦の時に拾った狼、楓の手当てをしていた。
楓で軽い怪我で済んでいて内心ホッとした。
私は心がボロボロだがな…(^_^;)
だって、さっきのお仕置きと言う名お説教でー。
ー二時間前ー
小)お前、あの事が起こる前に言ってたよな?自分は今回は出ないと、あれ嘘か?
貴)いえ、嘘ではないです…
小)じゃ何か?お前の腹いせか?
貴)……はぃ…
語尾が短くなった。こんなの堂々と言えないよ…
小)そんなんだからいつまで経っても、出来ないんだ。お前は、有言実行が出来ないのか?
貴)うぅ…すみません……
小)だいたいお前は、自分のできないことを最初にやれと言っているのに……ゴニョゴニョ…
こうなると、説教は二時間コースになる。
日頃の行いや態度が悪いなどと毎回言われる。
私だってやれるんだったら、直したいよ…だけど直せない…
小)聞いてるのか?!瑛里華!!
貴)はい!
小)日頃の行いが悪いからこういう時で出てしまうんだ……ゴニョゴニョ
うぅ…長いよ〜
みんなの視線がとても痛い。
政宗なんか私の叱られてるところを見て笑っている。
ああ、ムカつく…
と、まぁこんな感じにお説教になりました。
はぁー、ほんと疲れた。
何回、疲れたーって言っているんだろう?私…
そんな顔をしている私を慰めるように楓が顔を舐めた。
楓)クゥ〜ン…
貴)そうだね〜明るこ行かないとね!
楓)ウォン!
貴)いい子だ…楓〜
私は、たくさん楓を撫でた。
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作者名:水銀 | 作成日時:2018年4月2日 22時