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「来たか。」
「抜け出すのに苦労したけどね……。」
アニ、ライナー、ベルトルトは合流を果たした。
「まぁ、後はAさんを探して……」
「(危ない……今動いたら音で見つかる……。)」
茂みに隠れているAは口を手で押さえる。
いずれここにいても見つかるだろう。
必死で考える。この状況をどうにかする為に。
「私が他の調査兵に見られたらどうするの。」
「その前に終わらせるさ。」
「……そう、考えてないってこと。」
「(そうか……調査兵の誰かと合流出来れば……。)」
って、そんなこと考えても状況打破は出来ない。
せめて立体起動装置着けていれば……。
「とりあえず捜すぞ。まだ近くにいるはずだ。」
「(めっちゃ近くにいるよ……どうしようヤバイ。)」
一か八か……。
Aは小石を拾って、3人の視界から外れた
茂みにめがけて投げた。
ガサッと細かく茂みが揺れた。
「何か、物音がしたな……。」
「あぁ……こっちの方だね。」
隙きが出来た。
今しかない。
相手の位置を見ながら、音を立てないように動く。
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ぷりん。 - 続き出来れば見たいです、、、無理言ってごめんなさい。今まで読んでいた中でとても惹かれるお話だったので、、、応援してます。 (2019年9月4日 23時) (レス) id: fb6e5f758b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:宮迫 | 作成日時:2018年2月20日 20時