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＊12＊ 芽瑠のクラスメート ページ13
莉夢「芽瑠、今は茶道教室に来てくれた
お客さんとして接客しないと」
莉夢は小声で芽瑠に伝えた
彼女は姉の言葉に我に返った
芽瑠はお盆の上に乗った
大福と抹茶をロアに差し出した
ロアは不機嫌そうに大福を食べ
抹茶を上品に飲んだ
ロア「お、美味しいじゃん！！
誰が作ったわけ？」
芽瑠「それはボクが作ったんだ
大福の中にはメロンが入ってるだろ」
ロアは大福の中身を見た
大福の中にはメロンが入っていた
ロア「アンタが作ったってこと
すごいじゃん！」
芽瑠は少し照れていた
照れ隠しなのか、目を細めていた
ロア「アンタ、名前はなんていうわけ？」
芽瑠「本宮芽瑠だ…」
ロア「クラスも同じだし
ロアと仲良くしてくれる」
芽瑠は嫌そうな顔をした
莉夢「せっかくのお誘い、断っていいのかしら？」
芽瑠「…分かったさ 姉さんには逆らえないな」
莉夢の励ましで、芽瑠は
ロアと仲良くすることに決めた
芽瑠「菓子乃露亜 キミとは仲良くしてもいいだろ」
ロア「偉そう！ ロアに向かってそんな口
きくなんて生意気かも」
芽瑠「隣のピンクの着物を着た女の子
桜苺ちゃんとも仲良くしてくれ」
ロア「いいけど、メールアドレス交換してくれる」
芽瑠と苺は、自分のメールアドレスを
ロアのメールアドレスと交換した
その様子を莉夢は、微笑みながら見ていた
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作者名：松野リオ | 作成日時：2018年4月12日 6時
