検索窓
今日:4 hit、昨日:10 hit、合計:2,335 hit

episode83[3] ページ4

私たちは人が少なそうな廊下に向かった。


『ねぇねぇ、コウくん。なんでこの学校に転校してきたのー?』


コ「う〜んとね…、ほら、おれってアイドルでしょ?」


『あ、そっか〜!コウくん人気だもんね!!』


コ「えへへっ…!」


コウくんは顔が赤くなった。


コ「あ、Aちゃん!」


『…?』


コ「なんで、急に来なくなったの!おれたちすっごい寂しかったんだよ…?」


『ご…ごめんね…。行けなくなったのは…その…いろいろあったの…。』


私は過去を思い出した。


遡ること約6年前…


10歳だった私はときどき家を出て、町などを歩きまわることが多かった。


『…わぁ…!』


歩きまわるのは、繁華街や町並みの魅力に気付いたからだった。


人1「あの子、まだ小さいのに1人かしら…。」


人2「子供1人放っておくなんてねぇ…。」


と、まわりからひそひそと言われるが、方向音痴でも、来た道をすぐに忘れるわけでもなかったから家には帰れた。


数日後…


私はまた家を出た。


今日はもっと遠くに行こうとしていた。


『…なにここ…おっきいお屋敷…。』


(…家…?)


私の目に写ったのは、逆巻家と一緒で大きな別荘だった。


『畑にいろんな野菜が育ててある…!』


と、見ていたとき、別荘の中から4人の男の子たちが出てくる。


(うわわ…、隠れなきゃ…!)


別荘の中から出てきた4人の男の子たちは、私と同じ年くらいの子たちだった。


彼らは笑って、皆で何かを話していた。


(楽しそう…!)


だが、私はその間に入ることはしなかった。




次の日


この日も、あの別荘にもう一度行ってみようと思い、家を出た。




(あっ、あった!)


『わぁ…、やっぱり大きい…!私もこういうところに住んでみたいな〜…!』


私は大きな門から中を覗く。


(…畑仕事してる人いる…!あんなに大きい畑を私と同じくらいの子1人で世話してるなんて…。)


しばらく、畑仕事をしている人を見ていた。


すると、その人と目が合ってしまった。


?「おい!お前何してんだよ!」


『あっ…!!』


(ば…バレちゃった…!)


私は怒られると思い、自分の家のほうに走った。


?「あっ…、おい!」

episode84[4]→←Episode82[2]



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (11 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
46人がお気に入り
設定タグ:DIABOLIKLOVERS , 吸血鬼
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

クロウサ(プロフ) - なるほど!? (9月13日 18時) (レス) id: 004a3e734e (このIDを非表示/違反報告)
あん-an-(プロフ) - クロウサさん» お気遣いありがとうございます😌落ちは、特に決まっていないですが、今のところは誰とも恋に落ちずに平和に終わる予定です(*´▽`*) (9月13日 18時) (レス) id: 60d24f0aca (このIDを非表示/違反報告)
クロウサ(プロフ) - この小説の続きが気になります。落ちは、シュウ落ちですか?無理しない程度で更新お願いします。 (9月13日 17時) (レス) @page1 id: 004a3e734e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あん-an- | 作成日時:2023年8月20日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。