外に出るきっかけ ページ22
私とメア皇子は、戴冠式出席を目指して頑張ろうと、あの日約束した……はずなのに…
メア皇子『外には出ない…溶けるだろ…』
『溶けません！』
メア皇子『後…キュアランの新しいドレスが手に入ったし、忙しいからな…』
『キュアラン様の着替えって一瞬ではないのですか？』
メア皇子『はぁ？既製品なんてそのまま着せられる訳ないだろう。ちゃんとオレのキュアランに合うように、修正させる箇所メモして、突っ返してる』
キュアラン様『メア皇子ってば優しいわ！素敵ー！』
メア皇子『キュアランのためだから///』
『突っ返してるって……ん？』
ｶﾞｻｯ
すると、キュアラン様のドレス画が描かれた紙が置いてありました
『これは？』
メア皇子『新作ドレスの修正箇所の指示のメモだ。オレのキュアランなら、袖のここはあともう少し詰めた方が似合う』
キュアラン様『メア皇子って、本当に私のことを分かってくれてるわよね！』
メア皇子『キュアランのためだから///』
『そのこだわりを、ご自分の服にも生かしましょうよ…』
メア皇子『…ドレスの確認で徹夜した…今日はもう寝る…』
『そんなぁ…』
メア皇子『これ、城下の仕立て屋に渡しておけ…』
『今のドレス画ですか？』
メア皇子『…いいな、忘れるなよ…』
ｸﾞｲｯ
ﾊﾞﾀﾝ
『押し出されてしまいました…』
〜サンフィリア城 姫様の部屋〜
『はぁ…この間は、一応やる気を見せてくれくださったのに…』
結局皆さんお忙しいみたいで、キュアラン様のドレス画は私が渡しに行ったんですけどね…
従者さん『騎士様。皇子からお会いしたいというご連絡が入りました』
『はい、今行きます』
〜サンフィリア城 謁見の間〜
リュゼ皇子『騎士殿。ご機嫌はいかがですか？』
クロム様『騎士殿。本日もご機嫌うるわしゅう』
『こんにちは。私にご用事があると、聞きしましたが…何でしょうか？』
リュゼ皇子『先だってお願いしておりました、メアの戴冠式出席の件なのですが、いかがでしょうか？』
『…一進一退…と言いますか』
約束はしていただきましたが、なかなか外に出てくれませんから…
クロム様『私は、メア皇子の意志を尊重されればいいと思いますが、リュゼ皇子は弟思いでいらっしゃいますから』
リュゼ皇子『弟の嫌がることを強要するのは心苦しいですが…これもメアのためなのです。なので、騎士殿に重ねてお願い申し上げます。どうか弟のこと、宜しくお願いしますね』
あはは…期待が重いです…
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アクア(プロフ) - ゆうゆうさん» コメントありがとうございます！これからも更新頑張ります！ (2017年2月2日 22時) (
レス) id: 3338b51ea8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうゆう(プロフ) - 初めまして！アクアさんの小説を拝見させてもらってます！loveendもdameendも見たいんですが、loveendの方が見たいです！更新頑張ってください！！誤字、脱字あったらすみません… (2017年2月2日 21時) (レス) id: 7b0730e17c (このIDを非表示/違反報告)
アクア(プロフ) - シノさん» コメントありがとうございます！これからも更新頑張りますね♪ (2017年1月31日 20時) (レス) id: 3338b51ea8 (このIDを非表示/違反報告)
シノ - はじめまして！いつも楽しく拝見させてもらってます！loveもdameもみたいですが、どっちかと言うとloveの方が見たいです！ (2017年1月31日 20時) (レス) id: f1d999b7f3 (このIDを非表示/違反報告)
アクア(プロフ) - ちあきさん» ありがとうございます！とても嬉しいです♪これからも頑張りますね！ (2017年1月5日 17時) (レス) id: 3338b51ea8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フィリア | 作成日時：2016年11月25日 23時
