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BALL89 ページ45

ぐぬぬっ…と胸ぐらを掴む。


「悪かっ…あ”、ぢょっ首締まるっ……。」と物陰裏でふざけていると、「いつまで隠れてるんですか?」と沢村が話しかけてきた。

ヒュッ…と息が詰まりそうなる。

てっきり部屋に帰ったと思っていたが、最初から自分たちに気づいていたらしい。

思わず御幸からぱっと手を離す。



「きっ…づいてたの……?」

沢「御幸先輩もA先輩も、特徴あるし声でけぇっすから。」

御「じゃあ最初からコソコソする必要無かったな。」

沢「いやそこは雰囲気察してコソコソしてくだせぇよ。」

「沢村も雰囲気とか分かんのね。」

沢「そりゃ言われるまではコクハク、ってのは気づかなかったんスけど…。」

御「…ん?てことはお前俺らが聞いてるのわかっててこいつのこと可愛いって言ったわけ?」

「……エッ。」

沢「え?あぁ、そッスね。」



ぶわぁぁっと熱が炙り返してくるのが、嫌でもわかる。
気温と一緒に、自分の体温もどんどん上昇する。


ていうかそんなずる賢いことが沢村にできるのか。

恋の駆け引きとか出来ちゃう系男子なのか。

そんな沢村知らない。
キザなことができる沢村なんて、ほんとに知らない。


熱くなった頬を冷ますように手で抑えていると、ひょいっと沢村がAの顔を覗き込んだ。

どこかニヤニヤしているようにも見える。

その時、多分自分が恥ずかしい思いをするんだなということを先に察知した。









沢「…カワイイせーんぱぁい。顔赤いっすよー?」


「だぁぁあっ?!
いつからそんな小悪魔みたいな子になったの沢村は!!」


御「俺は??」


「あんたは昔っからからメガネ!!!」




.

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み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - 諸行無常系女子さん» ありがとうございます〜!小湊兄弟ホント推せますよねっ…!! (2019年3月24日 2時) (レス) id: 8c1d057699 (このIDを非表示/違反報告)
諸行無常系女子 - すごく面白いです!楽しく読ませてもらってます!春市くん可愛すぎて尊いです!!これからも頑張ってください!(*≧∀≦*) (2019年3月22日 13時) (レス) id: 30d23c8fcb (このIDを非表示/違反報告)
- あわわ!お返事頂けるとはっ!! 二遊間良いですよね!!私も推しコンビです^^* これからも読みます\(^o^)/ (2019年2月1日 1時) (レス) id: 3e32dfd06e (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - 南さん» ひぇえ!ありがとうございます!!そんな感想言ってくださるだけで、書く気力が上がりますっ…(涙) 私も二遊間好きなので、ついつい出しすぎてしまいます笑 良ければこれからも読んであげてください! (2019年1月27日 1時) (レス) id: 8c1d057699 (このIDを非表示/違反報告)
- めっちゃ面白いです!!亮さん推しなので、胸を貸してくれるシーンで萌えました笑 更新待ってます! (2019年1月26日 18時) (レス) id: 3e32dfd06e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みゅーぽむ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年1月17日 17時

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