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BALL49 ページ4

放課後。
言われた通りに校舎裏まで行って、意を決する。

相変わらず後ろには付き添い二人が居て、当の本人 真希はイヤリングをつけながら茶髪を揺らしている。

「久し振りだね、真希。」と言うと、「やほぴーA。」と返ってきた。

話を始めたのは、以外にも真希の方からだ。



真「でさー、何の用?今更。」

「…私ね、真希がやった事言おうと思うの。先生達に。」

真「……ふーん…」

「それで私が学校に行けるようになるわけじゃないけど、私もいつまでも逃げてちゃダメだなーと。」

真「で?私をどうしたいわけ?」

「別にどうもしないよ。強いて言うなら、謝って欲しいだけ。」

真「…そうやって、余裕ぶっこいてんのも今だけだから。」

「は?」

真「今ね、私の友達が野球部に向かってんの。
Aって野球部となんかスッゴイ仲いいじゃーん?
だーかーらー…ちょっと遊ばせてもらっちゃった。」

「ちょっと待って…ど、ゆ…意味……」

真「そうそうそれ!アンタのその絶望顔が見たかった!!きゃははっ!」



そう言って高笑いする真希。
思わず絶句する。

真希が考えることといえば、大体検討がつく。
伊達に元親友をやっていない。

真希のやる事は結構えげつない事なのも、Aは知っている。


「…何したの?」と聞くと、真希は悪い顔をしながら言った。









真「私の友達チョー血の気荒くてね?

青道の野球部って超有名じゃん?

そんな野球部が怪我したら…、エモくね?笑」



「…っ!!!」






途端に駆け出す少女の顔は、

少し(笑って)いるように見えた。



.

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み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - 諸行無常系女子さん» ありがとうございます〜!小湊兄弟ホント推せますよねっ…!! (2019年3月24日 2時) (レス) id: 8c1d057699 (このIDを非表示/違反報告)
諸行無常系女子 - すごく面白いです!楽しく読ませてもらってます!春市くん可愛すぎて尊いです!!これからも頑張ってください!(*≧∀≦*) (2019年3月22日 13時) (レス) id: 30d23c8fcb (このIDを非表示/違反報告)
- あわわ!お返事頂けるとはっ!! 二遊間良いですよね!!私も推しコンビです^^* これからも読みます\(^o^)/ (2019年2月1日 1時) (レス) id: 3e32dfd06e (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - 南さん» ひぇえ!ありがとうございます!!そんな感想言ってくださるだけで、書く気力が上がりますっ…(涙) 私も二遊間好きなので、ついつい出しすぎてしまいます笑 良ければこれからも読んであげてください! (2019年1月27日 1時) (レス) id: 8c1d057699 (このIDを非表示/違反報告)
- めっちゃ面白いです!!亮さん推しなので、胸を貸してくれるシーンで萌えました笑 更新待ってます! (2019年1月26日 18時) (レス) id: 3e32dfd06e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みゅーぽむ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年1月17日 17時

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