私、四葉です【刀剣乱舞】

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「ほら、持って来たよ」



「………ありがとうございます」





それから、数日、ずっと私はトイレ以外で外へ出してもらっていない


いや、ヤンデレなわけではなく


普通に監視付きで出るなって感じになってる




初日の夜から大和守さんが自分のご飯を分けてくれる


朝餉とか夕餉とか終わると監視を交代して



私にご飯を与えてくれた





「……おお、たくあんだ」


「はい、お魚も半分だけど」



今日はお米にたくあんにお魚だ


少ないけど、貰えるから良い





「いただきます」



隠し持って来たであろう箸を使って


ご飯を頬張る





「……美味しい？」


「はい、美味しいです」



最近は格子から外の本丸を見ている


霊力が反映して来たのか


草木が元気になって来ていた



本丸の様子も前よりいい空気になっているし


空も最近は雲が薄くなってきている




「全部、大和守さんのお陰ですね」



「は？どういう意味？」



たくあんを食べながら言うと聞き返してきた





「だって、そうじゃないですか



人間って食べ物食べないと早い人なら6日で餓死しますから


もしかしたら、あの時、私死んでたかもしれません



だから、ご飯を与えてくれる大和守さんが救世主なんですよ」



別に私はブラックな刀剣たちをホワイトにするために来たわけじゃない



どうせ、現世に戻ってもどうしようもないのが分かっていたから



何処でもいいから、衣食住が出来るところがほしいと思ってここに来たんだから




現世に戻るより、死ぬ方が絶対マシだし






「鮭、好きなんですよー」



「……あんたさ、」



「はい、なんですか？」



「その大和守さんっていうのやめてくれる



鬱陶しい」



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