俺が好きなアイツ２(クロハ) (ページ10)

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気になる６１　さとみside ページ10

モモはアイドルで・・・目を奪う能力者でもある。

そして、アイドル活動に日々励んでいて、アイドルの仕事が大好きだ。

目を立てる能力者であるAもそれは同じだ。

モモは輝ける場所を求めてしまうが、Aは違う。

例え・・・輝けなくても、他人に花を持たせる。

だが、本来はAを超える花はいないから、A自身が花になってしまう。

さ「ねぇ・・・いい加減、あの子達を助けてやったらどうなの？アザミさん。」

さとみの部屋の空間が歪み、歪んだ真っ黒な空間からアザミが現れる。

ア「それは無理だ。それではあの小娘達の力にならない。奪うの娘が動かないなら立てるの娘が動き出すのを待つしかないだろう。」

さ「黙って指をくわえて見てろって事？私にこんな能力を与えておいて・・・酷な話だよ。それは。私がなんとかするしかないみたいね。」

アザミは軽くため息をつき・・・

アザ「やれるだけやってみるがいい。どうなっても私は知らん。」

吐き捨てるように呆れた口調で呟いた。

さ「警官目指してる者の正義感なめないで頂戴。」

さとみは冷静に返した。

目で追う能力の彼女は二人の少女のために力を注ぐ。