気になる54 ページ3
さ「どうして知ってるかって顔だね?最初に過去の話をしようか・・・少し長くなるけど、私は昔星月アリス・・・いや・・・Aを裏切った事があるんだ。」
さとみさんの話によると、さとみさんはどうやらAの幼なじみだったそうだ・・・・。
でも・・・・
さ「実はね、私・・・Aに嫉妬してたんだよ。私さ、こんなナリだから派手で人が寄り付くんだよ。でもそれは形だけ。男も女も刺激より安定を求めるようにAの方を行くんだ。」
この人も私と同じだった・・・・・って事?
私とAは注目され方は同じなのに・・・・どうしてこうもAの方が人気なのか不思議だった。
私には刺激を求めてAには安定を求めている・・・・
考えてみれば、世間はそういう感じだった。
その後の話を聞くと、さとみさんは、嫉妬の上にAをいつしか迫害し始めたそうだ。
ある日、付き合ってた彼氏が浮気した事によりそれは益々エスカレートしたという。
さ「あんた、今の話を聞いて益々Aを悪者に思ってるんじゃないわよね?少なくとも私はもう付き合ってた彼氏とは既に別れてるから。」
モ「じゃあ尚更・・・」
さ「ハァ・・・あいつ、チャラ男だったらしいからこっちから振ってやったよ。まぁ、今は良い彼氏見つけたから問題なし。」
モ「そうですか・・・・。」
さ「Aはいつしか学校に来なくなってさ・・・私の自業自得なんだけど。それから何年か後に一度私はこの世を去って暗闇に入った。」
まさか・・・・・と、私も思い出せないが過去を振り返ってみる。
さ「そう・・・・それから私、化け物になっちゃったの・・・・。この赤い瞳もカラコンじゃないわ。」
モ「実は、私もなんです・・・・・。」
さ「言わなくても分かってる。奪う能力でしょ?まぁ、私には目で追う能力を授かったから。」
知ってるのもその能力のせいなの?
さ「おっ・・察し良いじゃん。まさにその通りだよ。あんたの事はAの行動を見てて知って、あんたらの仲の事知ったから。しかし、監視カメラみたいな能力でごめん。」
さとみさんは苦笑いをした。
さ「あんたさ、Aとこのままでいいわけ?私は今ではAの事は大好きなんだよ!!少なくとも私はあった事実を隠すなんて良くないと思うけど?」
私はさとみさんの言った事に押し黙ってしまった・・・・。
でも、私は・・・・・Aの事が許せなかったり許したいと思ったりで葛藤してるんだ。
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クロハなう - いっちばん最初から見てました。更新ガンバレ (2015年4月6日 11時) (レス) id: 854948b4f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:陽炎日々 | 作成日時:2015年3月30日 1時