口説かれる彼女*2 ページ3
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ああ、まただ。
「君の髪は何故こんなに短いの?可愛い顔しているのだから、伸ばした方が似合うだろうに」
また、太宰さんは私の事を知りたがる。
私の短い髪の毛に、手を伸ばし触れる太宰さん。綺麗な瞳だ。なんて 太宰さんの質問に答える気なんてさらさらない。
だって私は彼の部下で 彼は私の上司。
たったそれだけ。それだけの関係なのだから。
「…命令。教えて」
だけど、命令となれば話は別。
命令は絶対。これは私の定義。
「…自分が髪を伸ばしても変なだけですから」
至極単純な、心の底からいつも思っている事。
本当は髪を伸ばして、可愛い服を着てみたい。だけど、似合わないのだ。
だから髪を切って、可愛くない服を着ている。
それが私の髪が短い理由。
「そうかな?似合うと思うよ。先刻も云った通り、君は可愛いんだから」
「…お褒めいただき光栄です」
流石 太宰さん。
女性の扱いには慣れているな。
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母 - みじかい (2020年9月28日 1時) (レス) id: 049c48a071 (このIDを非表示/違反報告)
きみしにたもー - 弔藍さん» ありがとうございます!!!ありがたく承認させていただきました! (2017年11月14日 19時) (レス) id: 68b6b27599 (このIDを非表示/違反報告)
弔藍(プロフ) - きみしにたもーさん» 参加させていただきます。 (2017年11月14日 19時) (レス) id: cac47d7322 (このIDを非表示/違反報告)
弔藍(プロフ) - きみしにたもーさん» ありがとうございます。 (2017年11月14日 18時) (レス) id: cac47d7322 (このIDを非表示/違反報告)
きみしにたもー - そうでしたか、ありがとうございます。参加期限はありませんので、いいお返事お待ちしてます (2017年11月14日 18時) (レス) id: 68b6b27599 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はる x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/tatsuka0822
作成日時:2017年9月9日 19時