太宰さんは口説きたい【太宰治】

口説かれる彼女6# ページ12

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私が梅干しを取りに行ってる時太宰幹部の顔はとても穏やかに見えた。


言葉では表現しにくいけど…優しく見えた。そんな太宰幹部の顔は好きだ。なんだろう…この気持ち？


取り敢えず安吾先輩の口に梅干しを入れる。


「す、酸っぱいですね…」
「二日酔程効くらしいですよ？」

笑いながら応える。少し、太宰幹部を見ると何とも云えない顔をしていた。


すると「私もアーンして欲しいな」と云いだした。

…えっ？やきもち？


すると、急かすように「まーだーかなー？はやーくーぅー」と云われた。

「あー！太宰幹部。後でアーンでも何でもしますから！先に安吾先輩とお話しさせて貰えませんか？」


すると、潔く退いた。珍しい。


自分の云った言葉の重さも解らぬまま安吾先輩との話を続けた。

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