検索窓
今日:20 hit、昨日:1 hit、合計:173,451 hit

裏title5 ヒース─孤独─ ページ33

太宰目線

私は太宰治。Aの兄でポートマフィアの幹部だ。
この頃悩みがあってねー。
うちの妹のAが凄い怪しいんだよねー。
時々びしょ濡れで帰ってくるし、部屋には隠るし、パーカーとマスクをして学校に行くし、たまーにズル休みするし。
学校で何かあったか聞いても何も言わないし、もう心配で心配で。
だから私はAがいない間にこっそりAの部屋に入ろうとした。
すると面倒臭いのが来た…………

太宰 Aの部屋のドアノブに手をかける

中也 「何やってんだよシスコン太宰。」

太宰 「Σ( ̄ロ ̄lll)ゲッ!!中也……私は確かにシスコンだが君も君でロリコンだろ?」

中也 「うるせ!!!で、何してんだよ!なんだ?ついに盗撮か?」

太宰 「違うよ。ていうか……気になんないのかい?Aの事。それで見てみようと思ったんだよ。」

中也 ?!「た、確かに……Aこの頃隠し事が多い気がする……」

太宰 「でしょ?だからだよ。」(Aの部屋を開けて入る)

私はAの部屋に入ると驚き過ぎて声が出なかった。
私の視界に広がるのは荒らされて壊れた物が散らかり、今まで使っていた教科書などがボロボロで、救急箱からは包帯が取り出された跡があり……机の近くには沢山のAへの悪口が書かれた紙が山ほどありそれはAが小さい頃から書いているものだと見ればわかる。
そして、一番驚いたのは…………

太宰 「なに……こ…れ……」

机をよく見ると血によってできたシミが付いた紙とカッターがあり、血がついている紙を見るとそこには『死にたい』や『消えたい』や『寂しい』と書かれていて私はそれを見るととても胸が痛くなった。

中也 「お……おい。なんなんだよこれ…………」

太宰 「これは事情を聞かなきゃいけないね。このままだと……Aがホントに死んじゃうかもしれない。………………」

私は中也と喋っていたらいきなり私の携帯がなる。
携帯を開くと画面にはAが通う学校の名前が出ていた。
私が電話に出ると内容は最悪な事だった。

太宰 「はい。太宰Aの兄ですが?……はい…はい……え?!ど、どこのですか?!今すぐ行きます!!!」(Aの部屋を出て走る)

中也「おい!太宰どうした!!!」(太宰を追いかける。)

私は何故か走っていると自然と涙が出てきた。
情けないな…………ずっと辛かったのはAなのに…………


太宰 「Aがっ……ヒクッ…ヒクッ……路地裏で傷だからけの姿で発見されたって……」

裏title6 オキザリス─決してあなたを捨てません─→←裏title4 ムスカリ─失望─



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (36 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
129人がお気に入り
設定タグ:文豪ストレイドッグス , 文スト , 太宰治   
作品ジャンル:その他
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

心奏 - 無名←本名です。さん» あああああありがとうございますぅー!!!!嬉しいです!こんな早くにコメントが来るなんて!!!気合いでなんとか頑張るのでよろしくお願いします!!!! (2016年6月23日 15時) (レス) id: d6c8bbf980 (このIDを非表示/違反報告)
無名←本名です。 - 設定とか、プロローグみて面白そうでした!最新頑張ってください!楽しみにしております! (2016年6月23日 13時) (レス) id: a42976f177 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:心奏 x他1人 | 作成日時:2016年6月23日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。