書評＆PR集2〜貴方の小説の感想書きます！〜【黒バス】

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【遠野の感想】


≪シリアス度≫ ★★★★★

≪ストーリー性≫ ★★★★☆

≪恐怖度≫ ★★★☆☆




恐怖度っていってもホラーじゃないんですよ！

この小説の形態は本当に変わっていて、「道化の手記」や「猫柳の呟き」など、手紙のような書き方の話がちょこちょこ出てくるんです。

太字で書かれているその文は、精神的に追い詰めてくるところと、ミステリーのような謎がたまっていく感じなんです。

特に「道化の手記」はすごい。比喩表現を使った書き方もミステリーっぽくて怖くもあり、ハラハラもすれば真相が気になる。



すっっっごく深い物語だなと思います。



今の段階では、灰崎君との物語を展開していて、「赤ずきん」が鍵として出てきます。

でも、その「赤ずきん」の書き方が、普通じゃない。

「シャルル・ペローが書いた赤ずきんは〜……グリム兄弟が書いた赤ずきんは〜……本当の赤ずきんは〜……」と、全部本当の話ですが、「赤ずきん」なんてかわいらしい題材で、重い書き方をするんです。

読んだ時は本当にびっくりしました。


これからはどうなっていくんでしょうか、というか「道化の手記」は誰が書いていて、どういう意味なんでしょうね……？



こちらも虹村さんの幼馴染という設定のヒロインなんですが、

虹村さんだけは、ヒロインの何かを知っているような素振りや、彼女を危険人物とまで思うような描写が多々あって、

恋愛でキュンとするっていう幼馴染ではありません。



本当に色々と秘密が隠されています。

一つだけ気づいたことなんですが、「猫柳の呟き」と「アイリスの思い出」という太字の手紙のようなところの「猫柳」と「アイリス」これ、花の名前ですよね！


それ以外？わかんないです！謎解き頑張ります！

深い物語が好きな方は、絶対に必見です！シリアス好きも謎解きに挑戦してほしい！






食べ物に例えるなら＿＿＿＿＿＿氷


色に例えるなら＿＿＿＿＿＿無色透明


一言でいうと＿＿＿＿＿＿「人の奥深い所を読み込む深い物語」

「ラノベ好き少女の憂鬱」西谷彩香→←「とある“道化"と偽りの日常。」鎖月零

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