〜黒バス小説PR集3〜（感想・書評・PR文集）

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【遠野の感想】


≪悪女に同情度≫ ★★★★☆

≪最後に驚き度≫ ★★★★★

≪ストーリー性≫ ★★★☆☆




大まかに内容を表すとしたら本性を隠した悪女VS悪女というような内容です。

まずヒロインの花園Aちゃんは、スペックの高い女の子で、財力も能力も容姿も優れた、まさに天に恵まれた女の子です。性格もかわいらしくて笑顔の似合う女の子という感じですね。

対する悪女である金田愛華ちゃんは、準ヒロインという立場だと思います。
正直、愛華ちゃん視点で物語が進んでいっても面白そうだなと思いました。



この作品で注目すべきポイントは、確実に悪女ポジションの愛華ちゃんが負けているということですね。

悪女ものだと、一度くらい悪女の思惑通りに陥れられて、ヒロインが落ち込む時期等もあったりして、「こんのやろう悪女め！！！！」となることが多いのですが、

この作品に関しては、悪女ちゃんが不憫になるくらいに皆から信用されず、疑われてばかりで……私はこっそりと途中で悪女ちゃんを応援してしまいました。



なぜここまで悪女ちゃんが不憫になるのかというと、ちゃんとした理由もあります。

本当に元気で明るくてキュートで天然ドジっ子の努力家系のヒロインだったならば、
ショックを受けて泣き出したり、悪女の手にかかってしまい全員に嫌われる、というシチュエーションも必ずあるのですが。

花園ちゃんにはそういう雰囲気も場面も見受けられません。



つまりは、あらすじでも述べているようにヒロインの花園ちゃんもまた、悪女であるということです。

最初の方から大分その素振りはあって、いつになったらこの子は本性さらすんだろうかとヤキモキしていたのですが、
まぁ……まさか、あのような形で暴露するはめになるとは思ってませんでした。




個人的にはこの感じだと、まだまだお話はこれから！続編行きます！という流れになるのかなと思っていたのですが、まさかの二章で終了とのことで……。

もし、続編など書く予定がありましたらぜひぜひお願いしたいです。








食べ物に例えるなら＿＿＿＿キャラメルリンゴのタルト


色に例えるなら＿＿＿＿ローズドラシェ


一言でいうと＿＿＿＿「」

「夜が明けたら、君と共に朝焼けを見に行こう」みゃのさん→←「美しい華の蜜と棘」*杏花*

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