検索窓
今日:2 hit、昨日:31 hit、合計:26,030 hit

探偵さん ページ11

not side


inマグノリア













「……どうしたのガジル君、その格好」

「リリーまで」



二人は、トレンチコートに身を包みすっかり探偵気分のガジルとリリーに冷たい視線を向ける。



「探偵といったらトレンチコートだろ?ギヒッ」


そう見かけによらず、彼は形から入るタイプの人間なのだ。


「探偵…?」

「新しく入ったあの女。トウカという者…ブライヤの名を知っていた」

「ブライヤ?」


ジュビアはキョトンと首を傾げる。


黒魔術教団(アヴァタール)の一員…一年前に捕らえたやつね」

「思い出した!!グレイ様に色目を使ってたあの…」


色黒でハート型のピアスをつけた彼女の姿が二人の頭に思い浮かぶ。

そしてジュビアはグレイ、もしくは恋敵の事になると頭が冴えるのだ。


「奴の名は一般的には知られていない。その名をトウカは知っていた」

「そこでだ!!評議院時代の推理力をもってトウカを調査する」

「賛成です!ジュビアもトウカさんは何か怪しいと思う!!」


元ファントムの二人は直ぐに意気投合。
早速トウカを調査するべく二人は走り出した。


「ギヒッ!キてるぜオレの推理力!!まずは後をつける!!これぞ名推理!!」

「一つ言っておくとそれは推理じゃないぞ!!」


みんな言われずとも分かるだろうが
ガジルは少し抜けているのだ。



「メンバーを疑うなんて…」


そして恋人の心情にも少し疎いのだ。
大事な事だからもう一度言っておこう。






ガジルは恋人の心情にも少し疎いのだ。

手がかり(ルーシィside)→←ジュビアとトウカ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (22 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
72人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:チュロス | 作成日時:2020年4月29日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。