#45 祐希の安心、将洋さんの憂鬱 ページ45
「なぁ、どうしてAは男子バレーボールにヒントを貰いに来たの？
あっ、急にこんなこと聞いてごめん。」
「んーん全然大丈夫。
いつかは誰かに聞かれるんだろうなって思ってた。
ちゃんと答えたいんだけど、うまくいえないんだ。
でも、女性や女子が苦手で女子バレーが辛いってなった時に、真祐と監督だけには相談したの。
そしたら、男子の試合を観たらヒント貰えるんじゃないかってなって…、それでみんなが巻き込んでくれて今の私がある。
今はそうとしか言えないなぁ。」
「そっか。
それ聞いてちょっと安心した。」
「あんしん？」
「そう。
無理に巻き込んじゃって辛い思いさせてるかなって、、色々考えてたからさ。」
「そっか〜。
私は辛くないよ。
幸せだなぁって思ってる。
巻き込んでくれてありがとう、迷ってた心をひとつ前に進めることが出来た。」
「幸せだと思うとか、ありがとうとか相手の目を見て言えるAってすごいと思う。」
「そうかな？」
「そうだよ。」
「初めて祐希に褒められた。
嬉しいかも。」
「初めてだっけ？
まあ良いや、嬉しいなら良かった。」
「うん。
、、なんか、眠いね…。」
「眠い……。」
そう言いながら二人は互いの肩と頭にもたれ掛かって寝ていた。
「二人とも可愛いね〜。」
バスがホテルに着いても寝ている二人を見て李が言う。
「起こせないですよね。」
そう藤井が続ける。
そう言いつつも自分の荷物を持ってバスを降りる二人。
少女マンガだったら俺がAをお姫様抱っこで部屋まで運ぶんだよね。
それにBLマンガだったら祐希を俺が運ぶ。
「俺何考えてるんだろう…。」
一人になった途端変なことを考えては落ち込む柳田。
キャプテンだから、という理由で二人を起こす役目を押し付けられたけど、
「祐希ー、Aー、起きて。」
なんで俺だけ…。
そう思いつつも、二人を揺すってみる。
「んっ、、ん〜。
あ、将洋さん、起こしてくれてありがとうございます。」
「ふぁ〜、あ、マサさんおはよう。」
「おはよう、今夕方だけど。
二人とも行くよ、寝るならホテルの部屋で。」
「「はーい。」」
仲良いな、なんて思いつつ、自分の役目は終わったのでホテルに戻る。
「マサさん待って〜。」
「将洋さん待って〜。」
二人が走ってきて柳田の両サイドを歩き出す。
ーぱしゃっ。
この時は気が付かなかった。
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Cnt Rin(プロフ) - りゅりゅさん» 初めまして！コメントありがとうございます！！！楽しんで読んでもらえて嬉しい限りです。これからも頑張りたいと思います！今後も応援よろしくお願いします！ (2019年11月19日 20時) (
レス) id: 98a7fc39b0 (このIDを非表示/違反報告)
りゅりゅ(プロフ) - 初めまして！私とても楽しくお話読ませていただいてます！私の好きな選手がイケメンに書かれてて余計に楽しみに読んでいます！色々と大変かと思いますが、これからも頑張ってください！ (2019年11月19日 18時) (レス) id: 39112e58b4 (このIDを非表示/違反報告)
Cnt Rin(プロフ) - 。さん» ご指摘ありがとうございます。フラグ外せたと思います。分からないことだらけで本当にすみません。 (2019年11月10日 12時) (レス) id: 98a7fc39b0 (このIDを非表示/違反報告)
。 - まずルールを確認して下さい。そしてオリジナルフラグを外して下さい。違反になります。 (2019年11月8日 9時) (レス) id: b6262af8c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Star | 作成日時：2019年11月8日 9時
