２５８★ 〜J〜 ページ18
社長から入籍を済ませたという主旨のメールをもらったのが日付も変わった今日の深夜。
なんでそんな時間？って…
そんな野暮な事は聞きません。
てな事で、俺はいつもよりも早く出勤して得意先と社内に社長の結婚を知らせるメールを作成。
社内用と得意先用で文面が違うから其々を保存しつつ、送信先の漏れがないかチェックして送信。
ひと仕事終えて、パソコン内のメールを確認しながら自分で淹れたコーヒーを飲んでると開いたドア。
「おはようございます。」
立ち上がり一礼。
「…あぁ。」
「おはようございます、潤さん。」
あ〜ぁ…幸せオーラダダ漏れ。
旦那様に愛され過ぎちゃいましたって物語ってる目の下に見え隠れする薄っすらとしたクマ。
まぁ…そんなのあったとしても彼女はふわふわ天使。
さて…
俺も癒された所でお仕事しましょうかね…。
「翔さん？コーヒーは？」
一緒に住む様になって朝食を取るのが習慣になった社長は朝コーヒーは自宅で飲んでくる。
その日の気分によって飲むか飲まないか決めるからこうしてAちゃんが…
「…おい…違ぇ…。」
「あ…//ごめんなさい//……しょーちゃん//？」
『ブッ』って勢いよく飲んでたコーヒー吐き出して、書類に茶色いシミが…。
変なとこにコーヒー入って、むせて咳が止まんねぇ。
「大丈夫ですか？！潤さん？」
Aちゃんが慌てた様子でティッシュを俺のデスクまで持ってくる。
「ゴホ…あ…あり……と。」
「…いえ。」
心配そうに眉を下げてくれる天使は、ティッシュで俺の口元を拭いてくれる。
うん…優しいね…
でもね？
「おい。俺以外の男に触んなって言っただろうが。」
ね？大魔王様兼旦那様が許さないのよ。
「でもね？しょーちゃん？」
「そんなバカほっといていいから、俺にコーヒー。」
「うん。」
申し訳なさそうな表情のままキッチンに消えたAちゃん。
あぁ〜やっと咳が治ってきたや。
「おい、潤。」
「はい。」
「いくらお前でも俺の嫁に触るのは許さねぇからな。」
いや…
俺から触ったわけじゃねぇじゃん？
むしろ不可抗力。
もうさ…
今の一コマで、昨日の夜がどんなだったか想像できちゃうでしょ？
「社長。」
「あ？」
「俺の前ではいいですが、社員の前で『しょーちゃん』は控えてくださいね。」
社長の威厳があったもんじゃねぇ。
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ゆーか.Ss.Kn.Ti(プロフ) - 俺様しょーちゃん素敵でした！夢主以外は冷酷な鬼社長なのに夢主には甘々な社長のギャップがとても良かったです！ (2018年5月23日 11時) (
レス) id: 46f7e9ba0d (このIDを非表示/違反報告)
sallysally67(プロフ) - 一気に読み漁りました。んも〜溺愛ぶりがたまらないです。甘い甘い雰囲気の中で素敵な言葉が交差するので、余韻に浸ることができて夢心地。櫻井社長の気持ち良い程の溺愛に思えるのは、しおななさんの紡ぐ言葉だからこそですね。 (2018年5月18日 9時) (レス) id: 8738f1c5dc (このIDを非表示/違反報告)
なるちゃん(プロフ) - う〜ん、ここまでくるとお見事！としか言いようがない〜 めっちゃ楽しかったです (2018年5月10日 10時) (レス) id: a1fe1fb9b8 (このIDを非表示/違反報告)
wakana2145(プロフ) - また、この小説が読めて凄く嬉しいです！！溺愛翔くんに何度読んでもにやけてしまいます！ほかの作品も楽しみしています、頑張ってください！ (2018年4月25日 21時) (レス) id: 567c211a3d (このIDを非表示/違反報告)
mayu(プロフ) - 凄く嬉しいです、更新ありがとうございます。 (2018年4月9日 13時) (レス) id: 328b884698 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しおなな
| 作成日時：2015年9月25日 11時
