33*抗う ページ40
<Aside>
喉が渇く
渇いて渇いて 苦しくて…
それでいてすっごく眠たくて…
でももういいや
もう渇いたままでも苦しくっても良いや…
眠い…
眠ったら…もっと血肉に沈んで楽になる
シンデレラとかアレティアとか…
そんなこと考えなくても…あれ?ていうか
何だろうそれ?
というか私って誰?何?私は…私…わたし…
わたしはアレティア?
『あはははははは!』
狂ったような声が聴こえた
きっとこれがわたしの声だ…ああそっか
わたし…スゴくお腹ガ空いてルんだワ──
わたしは…「違う」
え?
──ズズ…
誰かがわたしを引き上げてる…?
でも無駄…腕がいっぱいのびて…
誰か知らないけど…巻き込まれるよ
──ボッッ!!
え…?
腕が焼け落ちる
それにこれは…白い…炎?温かい…
巴)「あなたはA…A・リデル…」
A……リデル…?
巴)「起きて…!お願いだから…!」
──ポタッ
ナミダか…あなた何で泣くの?
巴)「取り込まれた私にはどうにもできないの!!
Aちゃんしか止められない!!」
『最後まで食べてアゲルわ!!』
あ…もうすぐ
もうすぐで伯爵のお肉が食べられる
悪魔に死神に竜…天使と悪魔の混血…──
巴)「やめて──ッッ!!起きてよAちゃん!!!
あなたしか止められないの!!!
このままじゃ…
全員Aちゃんが殺すことになるんだよ!!!
起きろ!!人殺し────────……ッッ!!!!!」
うっすらと開けた瞳に映ったのは…
────私の……大切な人たち…
貴)「!! やめて!」
巴)「!? Aちゃん…!」
『あはははははは!』
貴)「ッ
止まれぇぇぇ──────────…!!!」
『ぅッ…』
小さな呻きと共に視界が止まった…
<セバスチャンside>
ア)「ぅッ…何よ…これぇ…!」
膝をついて踞るアレティア…これは…
ア)「何よ…何よ…ッッ!!
一部の分際で…このわたしに…!!」
彼女の呼吸が乱れる
ア)「あぁッッ!!血が…暴れて…ッ あなたね…!?
あなたなのねA…ッッ!!この小娘が…ッッ!!」
セ)「Aさん…!」
グ)「! 命火が弱まってきたワ!」
カ)「これなら…!」
カリバンとエイミー様がアレティアを押さえる
ア)「離し…!!」
シ)「セバスチャン!」
坊ちゃんが私に投げて寄越したのは小さな石
シ)「食わせろ!命令だ!」
そういうことですか…
セ)「Yes, my lord」
81人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒妃 - 水季愛素さん» コメントありがとうございます(*´∇`*)今回は数日ほど間が空くことが何度もありましたね。すみません(・・;)続編も楽しんでいただけるように頑張ります。よろしくお願いいたしますm(__)m (2015年3月21日 7時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
水季愛素 - まずは初めまして!そして完結おめでとうございます。ずっとコメントする機会を伺っていた一作目からのファンです。とくに、今作は毎日更新されてないかを見ては、一喜一憂していました。本当に面白かったです。お疲れ様です。続編、楽しく読ませていただきます! (2015年3月21日 1時) (レス) id: 3d8daab8a9 (このIDを非表示/違反報告)
黒妃 - ベルちゃんさん» 了解です(^-^ゞ少々時間がかかるので少しお待ちくださいm(__)mその内URLを載せさせて頂きます(*´∇`*) (2015年3月20日 19時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
ベルちゃん(プロフ) - 続編、是非書いてください!応援してます( ´ ▽ ` ) (2015年3月20日 13時) (レス) id: d34f80808d (このIDを非表示/違反報告)
黒妃 - 紫杏さん» ご無沙汰です(。・ω・。)ゞ!!最後までお付き合いいただきありがとうございましたm(__)m!!続編、喜んで書かせて頂きますo(`^´*)!!ある程度更新が出来ましたらこの作品にURLを載せさせて頂きます(*´∇`*)次回もよろしくお願いいたしますm(__)m! (2015年3月20日 7時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ