♯11 愛よ愛よこっちおいで ページ14
You side
なんやかんやあって好きな人と手繋いじゃってるよ...顔真っ赤すぎてまともに顔も見れない!!ねぇいい展開って考えてもいいかな??勘違いして自惚れてもいいかな??
ゲイツ「そろそろ花火の時間だな」
A『そういえば8時からだっけ』
ゲイツ「ジオウにとっておきの場所って教えてもらったところがある」
A『ほんとに!?行きたい!!』
人混みを掻き分けて、手を引っ張って行く背中にがかっこよくて、偶然でも必然でも2人きりで花火が見れることが嬉しくて...
幸せで少し泣きそうになった。
ゲイツ「ここ、1番よく見えるって」
そこは少し高台になっている、夜空を一望できる場所だった。その時...
夜空に大きな花が煌めいた
A『綺麗...』
ゲイツ「綺麗だな...」
しばらく花火に見とれていた。
-----------------
GEIZ side
言うんだ、俺。絶対大丈夫だから
ジオウらしく言うなら...なんかいける気がする!!
ゲイツ「A」
A『なに??』
ゲイツ「ベタだけど、花火と同じくらいAは綺麗だ」
A『えっ』
ゲイツ「俺は...Aのことが好きだ!!!」
花火に負けないように、恥ずかしさに負けないように
ゲイツ「はじめて見た時からずっと...だから2人きりになった時チャンスだと思った。Aが嫌じゃないのなら、付き合って欲しい...」
Aの方を見ると、涙を流していた。
----------------
You side
告白された...好きな人に。
花火の音なんか耳に入ってこなかった。
ゲイツの声を聞くのに必死だったから。一言一句聞き逃したくなかったから。
気がついたらさっきは我慢出来た涙が溢れていた。
ゲイツ「泣いてっ...嫌、だったよな...」
いつも、ソウゴとかに見せる自信ありげな顔とは違う、寂しそうに眉を下げる顔をさせてしまった。言わなきゃ!!
A『違うの...嬉しいの!!私も好きだから、嬉しいの。これは嬉し涙で、ゲイツを困らせるつもりは...』
スルッと繋いでいた手が離れて、私の背中に回っていた。
ゲイツ「俺、こーゆーのあんまり得意じゃないけどAのこと幸せにするから」
絞り出すようなその声が愛しくて...
気づいたらゲイツのこと、大好きになってたんだな
ソウゴ達と合流する時に、繋いだ手が恋人繋ぎになっていたのは秘密
♯12 入学式の朝!!!→←♯10 いよいよ告白ですか!?!?
18人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ちさたろす | 作成日時:2019年8月7日 21時