♯1 クジゴジ堂の下宿人!!! ページ2
A『すいませーん!!』
おじ「あっ、Aちゃん!あがってあがって〜」
私は如月A。今日からここクジゴジ堂に下宿させて頂くことになった。もともとはこの辺に住んでたんだけど...中学3年間はお父さんの仕事の関係で大阪に引っ越していた。でも住み慣れたこっちの高校に進学したくて、私だけ戻ってきた。それで幼馴染の常磐ソウゴのおじさんのところで住まわしてもらうことに...
おじ「荷物はもう運んであるから、2人部屋になるけど大丈夫だった??」
A『大丈夫です、ありがとうございます!!』
おじ「ソウゴくんとか、他に住んでる人呼んでくるから座って待ってて!」
A『はい!!』
しばらくしておじさんとソウゴと...知らない3人が来た。
おじ「この子が昨日説明した、今日から一緒に生活する如月Aちゃん。」
A『如月Aです、よろしくお願いします!!』
そう言って頭を下げた。顔をあげると女の子と目があって笑顔を向けてくれた。背の高い男の人は微笑んでいて、もう1人の男の子は目を逸らしていた...不安...
ソウゴ「A、久しぶり!!」
A『ソウゴ、久しぶり!!元気だった?』
ソウゴ「超元気^^*それより3人とも自己紹介したら?」
???「失礼、我が魔王」
我が...魔王??変わった人だな...
ウォズ「私はウォズ、我が魔王に仕える者だ。君と同じ高校の3年生だ、よろしくAくん」
そう言いウォズさんは丁寧に頭を下げ、微笑んでくれた
A『ウォズさん、よろしくお願いします』
ウォズ「気軽にウォズと呼んでくれ」
A『じゃあ、ウォズって呼ぶね』
???「次は私ね!!」
そう言い女の子がこっちに来た。
ツク「私はツクヨミ!!あなたと同じでもうすぐ高校に進むの、同じ学校よ!よろしくね、Aちゃん!」
A『ツクヨミちゃん、よろしくね!!』
ツク「呼びやすいように呼んでちょうだい」
ソウゴ「ほら、ゲイツも!」
そう言われると目線を逸らしていた男の子がそっと顔をこちらに向けた。
ゲイツ「...俺はゲイツだ。よろしくな」
そう一言だけ、小さく呟いた。
A『ゲイツくん、よろしくね!』
少しでも嫌われないように、精一杯の笑顔で答えると気のせいか頬を染め、
ゲイツ「ゲイツでいい。」
と消え入るような声で言った。
A『ゲイツ!!よろしく!!!』
おじ「仲良くなれたかな??」
いつの間にかキッチンに行っていたおじさんが戻ってきた。不安も多いけどなんだか上手くいく気がしてきた。
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作者名:ちさたろす | 作成日時:2019年8月7日 21時