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「勉強パーティ!」



「うるさい明星。」





夏休み最初のレッスン日。


あたし達5人は教室に集まり勉強会を開いた。





夏休みでもここはアイドル科だからもちろん人はちらほらいる。




だけど、あえて誰もいない教室を借りた。



その方が勉強がしやすいから、と明星くんが言っていた。






「パーティじゃないよ、僕にとっては地獄だよ…」




落ち込む遊木くん。



あたし達はガタガタと机を引っ付け、向かい合うように座った。






「わからない問題があったら俺が教えてあげるからね、ウッキ〜!」




「…よろしくお願いします。」




さっそく勉強にとりかかる皆。あたしもノートを広げて宿題をし始めた。




カリカリとシャーペンの音と、チクタクという時計の音だけが教室に鳴り響く。




しばらく沈黙だったが、最初に遊木くんが口を開いた。





「明星くん、この問題…」



「あぁ、それはね…」



スラスラと問題を教える明星くん。




「なんだ、案外真面目にやるんだな。明星。」


「ひ、ひどいよホッケ〜!俺だってちゃんとやるし!」








この会話で空気が少し緩んだようだ。


遊木くんはどんどん明星くんに質問していく。







さぁ、あたしも問題に取りかかろう。




そう思ってシャーペンを握った時、隣に座っていた衣更くんが顔をあげた。







「…転校生。ちょっといいか?」




申し訳なさそうに眉を下げた衣更くんは、プリントの問題に指を差した。




「ここ、教えてほしいんだけど…」




「あぁ、ここはね、」






どうやら数学でわからない問題があるようだ。





右手を伸ばし、衣更くんのプリントに途中までの式を書く。






「で、ここに代入して…こう。」


「あ、あぁ!ありが」







パッと顔をあげると衣更くんとの距離がとても近いことに気づいた。





「…と」



「わ、ごめん!」





衣更くんからバッと離れる。





「ちょっと近いよ、二人とも。」



じとーとした視線が明星くんから送られてくる。





「そういう、きゅん!みたいな展開、誰も求めてないんだからね!」




ぷんぷんと頰を膨らす明星くん。








「…ごめん、俺そういうのちょっと期待してたかも」




「え、ごめんサリーもう一回言って!」



「いや、いいよ」




小さく何かを呟いた衣更くんは耳まで真っ赤だった。







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ぐーたらさん - この小説を占ツクで一番最初に見ました!面白かったです! (2018年4月7日 0時) (レス) id: e7a3f1659e (このIDを非表示/違反報告)
雨宮紫織 - あぁぁぁぁぁ!!!! 真緒最高!! プロデューサーが可愛いすぎてぇぇぇぇぇ!!!!!!← (2016年8月12日 23時) (レス) id: 83c0c8d52e (このIDを非表示/違反報告)
真琴(プロフ) - あぁ、真緒くん尊い…惚れたよ…『プロデューサーが可愛くて』僕だったら『君が可愛すぎてえええええええ↑↑ふううううう』だよ…あ、お、おおおおおおお疲れ様でした!!楽しく読ませていただきました!! (2016年6月20日 12時) (レス) id: aa760ace42 (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - この小説すきいいいいいい 生足膝枕(爆笑) (2016年4月29日 21時) (レス) id: ad3916f949 (このIDを非表示/違反報告)
新人@桜影(プロフ) - お疲れさまです!完結おめでとうございます!番外編楽しみです!! (2015年8月25日 10時) (レス) id: 65618f0356 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちぐちぐ | 作成日時:2015年7月20日 21時

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